■2013年9月5日 ≪烏帽子小屋2500m⇒水晶小屋2900m≫ 所要時間:7:15H
6:00am 雨上がりのなか小屋前で柔軟体操をおえ、昼食を受け取り烏帽子小屋を出発する。自炊の登山客も朝食づくりの最中だ。目玉焼きと味噌汁の匂いがただよう。コマクサの咲く砂礫地帯をぬけると真西に▲赤牛岳2864mが雲の中に浮かんでいる。
烏帽子岳小屋
雲海にみとれる
7:25am ピークの黒部側を巻いて山頂に標識のない▲三ツ岳2844mを通過する。強風とともにガスが出はじめ、槍や穂高の展望ならず残念である。ガスの合間を縫って東に高瀬ダム湖を確認する。ポイント2792mで休憩、チョコレートと水を補給する。大きな岩塊を乗り越え前進する。依然として東はガス、西は晴れて▲赤牛岳より▲水晶岳2986mへの山稜が眺望できる。
野口五郎小屋を通過
野口五郎岳2924mへの岩場にとりつく
9:23am 野口五郎小屋通過。巨岩を乗り越えて 9:45am▲野口五郎岳2924mに立つ。砂礫の道をすすみ▲真砂岳2826mを10:40am通過する。東沢乗越の手前にはだかる岩稜・岩場は実に危険なルートである。冒頭に紹介したが三点確保に失敗し左脚を岩にこすり付けて流血をみたことにより、ショートパンツ登山スタイルの弱点をみた。
野口五郎岳2924m山頂にて
岩登りではじめて血をみる
12:30am 東沢乗越より赤くザラザラした火山礫をのぼり、霧雨のなか水晶小屋へ向かう。
13:15pm 水晶小屋にはいる。小屋は満員状態、一畳に2人という超過密。久しぶりに超満員の小屋に出会った。▲水晶岳(黑岳)2986m往復2:30H、二度目の登頂をおえる。小屋裏の高台より夕日に沈む富士山を遠望できたのは驚きであった。
水晶小屋は自然エネルギーを利用する代表的な省エネ小屋の一つでもある。まず目につくのが風力発電であり、雨水(天水)の徹底利用であろう。暗くなって二階の屋根裏にある寝床に到達するのに何度も梁に頭をぶちあてながら、人と荷物をかきわけながらの暗夜行路であった。
夜窓からの星をいつまでも眺めていた。また外付けトイレでの満天の星空観察は感動の連続であった。
明日、9月6日の天気予報:気温28/20・晴れ後曇りとのこと。
13:15 水晶小屋に到着
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