⇒熊野本宮大社ルート : 徒歩巡礼》 8月23日
石畳みに心和む 針地蔵尊
チェックポイントとしてのNHK電波塔
高原「霧の里無料休憩所」
明治初期の高原の白黒写真―日本のマチュピッチュ!
「高原霧の里」には数十の家屋が存在する生活の村である。宿泊・日帰り湯の出来る「霧の郷たかはら」やカフェー「欅」 (けやき)という施設もある。
高原の里は中辺路空中散歩の中心地である。またの機会に数日滞在して悠久の歴史と自然の営みにひたってみたい。
わたしは「高原霧の里」休憩所に飾られていた一枚の写真にであって「日本のマチュピッチュだ!」と大声で叫んでしまった。それほど明治初期のころの高原村の原風景が世界遺産であるマチュピッチュウの遺跡の風景と似ていたのである。 数日間、インカ道をたどり夕暮れのマチュピッチュ遺跡に出会ったときの感動がよみがった。
この日、天空の郷・高原の村で眼下に白雲ただよう幻想の風景にであった。
高原霧の里休憩所で水を補給し、標識に従って進むと石畳みの坂をのぼる。
上りきったところに「珈琲欅」( COFFEE KEYAKI )がある。
空中散歩をしたあとの空中喫茶で一休み、その雰囲気にぴったりのロケーションにある。
洗濯物を干されていた奥さんにお声をかけていただいたが、先を急いでいたので失礼した。
昭和なかばまで、この石畳みの坂は旧旅籠通りといい、旅籠が軒を並べていたようだ。
三叉路―標識に従い十丈王子に向かう 左手に旧旅籠のある石畳み
すこし進むと庚申さんがおられ、樹林帯に入る手前に警告表示がでている。一人旅はとくに留意したい。
《 古道散策のみなさまへ これより近露王子まで民家がなく、連絡の方法がありません。 所要時間は約4時間ですので、出発にはお気をつけください 中辺路町 》 とある。 立ち止まって携帯・地図・行程(距離と所要時間)・水・非常食・雨具・ヘッドライトを再確認した。
注意(警告)喚起表示板 <ここより金露王子(4時間)まで民家なく、連絡方法なし>
坂を上りきったところに一里塚(和歌山より24里・24x4km=96km)と、つづいて番号表示#9(滝尻王子より 9x500m=4.5km)がある。
比較的平らな古道をすすみ、石畳みの登り坂・階段をのぼっていくと「大門王子」に着く。
⇒熊野本宮大社ルート : 徒歩巡礼》 8月23日 へつづく