shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

インパール作戦・白骨街道慰霊に出かけたもう一人の巡礼者Ⅲ

 《インパール作戦・白骨街道慰霊に出かけたもう一人の巡礼者・高原竜介氏》 Ⅲ

イメージ 1
タムで出会った托鉢修行中の少年僧
 
 

<高原氏より来信>                                               2016/3/11 11:47

報道などでご存知かもしれませんが、遺骨10柱がチン州から戻られたそうですね。
これからますますチン州にもいろんな方が訪問して慰霊や遺骨の収集など活発に行われそうです、
また、そうなってくれることを祈るばかりです。

今回のこの遺骨帰国運動を推進されている方が、15日東京で公演を行うみたいなので
参加してみたいと思います。
http://mbr-rtj.net/index.html

今回、私はやはり日程の関係で3日ほどしかチン州に留まれませんが、
現地で車と運転手をチャーターして、カレーミョからタムーの間の村を訪問して、
できれば遺品や遺骨を見せていただく予定です。
運がよければ当時を知っている人がいるかもということでした。

後藤様のブログ、素晴らしいスケッチ、地図、とても参考になっています。
写真もたくさん掲載していただきありがとうございました。
必要なものをプリントして使わせていただきますね。

では、失礼いたします。

 
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<後藤より返信>                                                  2016/3/11 16:28
 
いろいろと情報を有難うございます。
すばらしいアラカン山脈チン高地訪問になりますように。
わたしは、今夜より1週間ほどイタリアに行ってきます。
お体には十分に気をつけて所期の目的を達成されんことを祈っております。
 
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<高原氏より来信>                                                2016/3/11 16:38
 
ご丁寧にありがとうございます。
 
イタリアですか!精力的ですね、素晴らしいです。
後藤様もお気をつけて行ってらっしゃいませ。
私も満足いくささやかな慰霊ができることを切に祈っています!
 
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<高原氏より来信 : ミャンマーより戻りました>                         2016/4/10   12:12
 
こんにちは、ご無沙汰しています、高原です。
3日ほど前にミャンマーより戻りました。
本当に短い時間でしたが、インパール作戦、白骨街道の一つに行くことができまして
感慨深いものがありました。
後藤様のブログや地図がどれほど助けになったか分かりません。
改めて感謝申し上げます。
 
カレーミョでは空港の目の前のホテルに滞在したので、後藤様の地図を頼りに、
後藤様が泊まられたゲストハウスやバスターミナルなど行ってみました。
また、地図に書かれていた角の定食屋さんでチャーハンもいただいてきましたよ!
 
私はカレーミョより車をチャーターしてタムーの北の村ミンターまで行きました。
ミンターで先月日本兵の遺骨が発掘された場所に連れて行ってくれました。
すでに遺骨や一緒に出てきた銃(刀?)は押収されてないとのことでしたが・・・。
掘り出された跡はまだ残っといたのでそちらでささやかな慰霊をさせていただきました。
また、付近の住民が持っている日本兵の水筒も見せていただくことができました。
 
カレーミョへの帰途、ヤザジョー、カンパット、インタンジなどの村にも立ち寄ってもらいました。
こちらではこれと言った遺品などはありませんでしたが、当時、弓師団の兵隊たちも同じ景色を見たのだろうか、
と思うと感慨深いものがありました。
 
翌日、カレワにチンドウィン河を見に行く途中、当時を知ると言う老婆の方に話をうかがうことができました。
こちらのかたは88歳、当時16歳で日本の軍曹?キムラという方と恋仲だったそうです。
インパール作戦に向かい、幸いにして生きて戻ってこられたそうですがかなりやせ細っていて、
この方が数日お世話したそうですが、その後ヤンゴンに向かって行ってしまい、それ以来会えてないということでした。
貴重な時間になりました。
 
(今回の旅で)目標は達成できたので本当に良かったです。
 
後藤様の引き続きのご活躍、お祈りしております。
全く年齢を感じさせない、アクティブな行動、体力、そして詩やスケッチなどに見られる多彩な感性、
本当に、世の中にはこんなにすごい方がいらっしゃるんだ!と驚愕し尊敬いたしました。
私は43ですが、もう体力もないし何だか人生終わってるなぁ、、、生きてる価値ないなぁ、、なんて
思っていましたが本当恥ずかしいです。生きがいはいくつになっても見つけられるものかも、と
後藤様のブログから気付かせていただきました。
 
どうぞお元気で。
またご相談させていただくことがありましたらよろしくお願いいたします。
ブログも楽しみにしていますね。
 
では失礼いたします。
本当にありがとうございました。
 
P.S.
写真送ります。
1、水筒 裏に九七の印字。
2、掘り出された場所。ひび割れています。
3、88歳のドラジさんと。

イメージ 2
 
イメージ 3
水筒  裏に九七の印字


イメージ 4
掘り出された場所

イメージ 5
もうひとりの巡礼者・高原竜介氏 と ドラジさん
 
                                            (以上の写真4点は高原竜介氏撮影)
 
 


 


 <後藤より返信>                                           2016/4/10  21:28


 
お帰りなさい。


所期の目的を成し遂げてのご帰国とのこと、共に喜びたいと思います。
車をチャーターしてミンタ村を訪問、そこでの遺品や証言者との出会いは
白骨街道で斃れた英霊との再会に値する貴重な体験であったと思います。
慰霊記なるものが出来上がるようなことがあれば、ぜひ一読させてください。


お疲れ様でした。


<メール交換終了>

メールをブログ掲載するにあたって、こころよく了承いただいた高原氏にあつく御礼申し上げます

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現地情報の不足するミヤンマー(旧ビルマ)西部に横たわり、インド・ミヤンマー国境にそって走るアラカン山脈(チン高地・チン州)の情況を知るには困難をきわめた。


今後、慰霊をかねた現地巡礼に出かける多くの方々の便宜をはかるため、インパール作戦の退却路にできた白骨街道をまわり、現地情報をできるだけ詳しく調べてブログで開示した。


それぞれの目的に応じてお役にたてれば幸いである。


ここに取り上げた「もうひとりの巡礼者・高原竜介氏」とのメール交換でもお分かりのように、現地情報の不足からくる正確な行程(スケジュール)の作成の難しさを感じていただけたと思う。


 


いまなおビルマの地に眠る英霊にしばしの別れを告げ、「星の巡礼・旧ビルマインパール作戦退却路白骨街道における露営・慰霊の旅」を終える。


 
感謝合掌


イメージ 6
              写真同行していただいたみなさんと
インド/ミヤンマー国境の橋にて(タム郊外)
手前の白色はインド側
奥の黄色は旧ビルマ
 
 
 
星の巡礼・旧ビルマインパール作戦退却路白骨街道における露営・慰霊の旅」