A-3)高齢者でも安心してトレックできる比叡山縦走・前半コースのご紹介:
《 大比叡 ⇒ 仰木峠 》
第1日目 (2016年4月30日)
(坂本)→大比叡(848)→横高山(767)→仰木峠(573)→(大原)
■比叡山縦走・前半コース 所要時間(老人タイム) : 4時間49分
●印 :基点・標高 ▲印:山頂 12分:所要時間
●173m 12分 ●653m 13分 ●693m 15分 ●738m 15分 ●848m 28分
林道分岐 ⇒ (京都一周トレイルに従う) ⇒ (奥比叡ドライブウエーを横切る) ⇒ 西の塔駐車場(WC)⇒
●743m 24分 ●73m
(京都一周トレイル標識より階段を下り) ⇒ 釈迦堂(WC)⇒ 若山牧水歌碑 ⇒ (地下道ドライブウエ
ーを潜る)⇒
32分 ●570m 25分(休憩)
玉体杉 ⇒ ▲横高山 ⇒ ▲水井山 ⇒ (急下り) ⇒ 仰木峠 ⇒ (大原)
●718m 33分 ●767m 27分(昼食) ●794m 51分 ●573m 57分 ●263m
レスキューポイント「峰辻#12」の峠より急登すると▲横高山767Mの山頂に立つ
横高山から仰木峠への境界線上にある▲水井山794Mを通過して、仰木峠に到達する
仰木峠より比叡山縦走前半を終えて大原の「野村分かれ」にむかって林道を下る
京都北山杉林を味わいつつ東海自然歩道にしたがうと大原の里にたどりつく
大原は隠れ平氏の里でもあるともきく
息づいている
途中にある一軒のお店「たんば茶屋」で一服するのが
大原探訪のときの慣習である
座敷から見る四季折々の大原の田圃や畑の里風景がすきだ
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B-1)登山地図上にトレック道が示されていない比叡山縦走・後半コースのご紹介
第2日目 (2016年5月1日)
(大原・263m)→仰木峠(573m)→大尾山(681m)→伊香立峠(455m)→小出石峠(445m)→
魚の子山(552m)→途中峠登山口(371m)
■比叡山縦走・後半コース 所要時間(老人タイム): 7時間18分
仰木峠より、時として右(東)に林道を見ながら小野山670mと大尾山681.4mをへてピーク630m ・ ピーク503mにとりつき伊香立峠にむかう。
「古知谷-仰木峠」コースをしめす標識と伊香立峠まで一部並行しているが、伊香立峠に近づくにしたがって登山路の確認が困難さをましてくる。
伊香立峠までは、必ず「古知谷-仰木峠」コース標識と番号を確認して進むとよい。
またリボン標識(赤・ピンク・黄色ほか)も確認し、道迷いの場合は必ず最後のリボン標識までもどって登山路を見極めることが大切である。
とくに後半縦走コースは、県境尾根沿いのルートになるが、意外に枝尾根がおおく県境尾根を外れて迷い込むことがあるので要注意である。
伊香立峠前後は登山路が不明確となる。注意して登山路を見極める必要がある。
峠前は間引かれた枝などにより登山路を見つけにくいが、崖を下りたら「古知谷-仰木峠」コース標識#13に出会う。
この標識より右手(東側)25m先に「伊香立峠」の小さな標識が枝に架けられている。
さて、この伊香立峠よりいよいよ登山地図にない登山路を北へ縦走することになる。
標識「伊香立峠」より進行方向(北側)の崖をよじ登ると赤リボンが右手へ導いてくれる。しばらく進むと林道との分岐(この林道は国道367号線-鯖街道の小出石にある「八幡神社」から続いている)を左(西側)にみながら直進する。この林道は、エスケープルートとして使えそうである。
登山路、リボンともにはっきりしており「小出石峠」445mに着く。峠の分岐は、右(東)へ行けば「伊香立」、左(西)へは「小出石」に下りられそうだ。
さて、この「小出石峠」より比叡山縦走路は登山路も不明瞭になり、急にリボン・標識ともに少なくなる。県境界(滋賀/京都)を示す境界杭やたまに出会う古い赤リボンを頼りにいくつかのピークを越え、左(西)手に林道を確認しつつ北へ進む。
左手に熊捕獲檻を認め一つ目のピークを越えると、すぐに標高552.4m(三等三角点)の「魚の子山」の山頂に立つ。
この山頂から還来神社(もどろぎじんじゃ)へのルート、すなわち比叡山系より比良山系への接続点への登山路があると1992年発行の昭文社「山と高原地図-京都北山1」 にでている。 次回、還来神社ルートを歩いてみたいと思っている。今回はオーソドックスな登山口・途中峠に抜けることにした。
「魚の子山」からは案外足場のいい登山路がつぎのピーク「宮メズラ山」560mへとつづく。
「宮メズラ山」をすぎ県境尾根をすすむと左(西)手に下り分岐をしめす赤・黄ほかのリボンサインが賑やかに下山路入口をしめしている。
標高差約200mの下山路は、鯖街道に対し直角に「途中峠登山口」371mにむかって下って行く。
「途中峠登山口」は、峠前後左右にある側道の県境にあたるところにある階段である。
X印は、今回の道迷い地点である。進路上で約10分間いかなる標識にも出会わないときか、現在地を確認できないか、本能的に道迷いを感じたときは最後の標識(リボンほか)のところまで戻り、正しい進路(登山路)発見に努めることにしている。
とくに伊香立峠前後は地形・サイン(リボン他)・踏跡に意識を集中させたい。
今回の「比叡山縦走」コースの特徴は :
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山岳宗教のメッカにあり、観光道路が山頂近くを走っている
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一部並走している
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整備された林道が山頂近くに達している
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にもかかわらず比叡・比良山系接続登山路が未開拓または廃道となっている
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縦走コースの前後により登山環境(難易)が全く異なる
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比叡・比良修験道的奥駈けとしての縦走路の可能性を秘めている<現在開拓中>
(大原・263m) → 仰木峠573m → ▲小野山633m →(林道と並走)→ ▲大尾山681m →
● 60分 ● 23分 ● 22分 ● 26分(昼食)
(高圧線をくぐる) →(滝寺分岐) → ▲PK630m → ▲PK503m → X 伊香立峠455m X
● 8分 ● 64分 ● 50分
小出石峠445m → 魚の子山552m → 宮メズラ山560m → 県境途中峠登山口371m
● 39分 ● 19分 ● 120分(ルート探索・研究) ● 無事下山
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