『星の巡礼・比良山系・堂満岳1057m登山日誌』3
■山行記録 :高齢者向きトレッキング「比良山系・堂満岳」
■実施日 : 2016年6月24日(金曜日)曇り後雨 18℃
ガレ場を上がりきると金糞峠につく
曇り空が広がっていた
「金糞峠」885m全景
比良縦走路であり、
レスキューポイントでもある
遠くに鈴鹿山系がかすみ
眼下に近江舞子の小松沼(内湖)
が見える
峠より沖島/中央
霊仙山/左を見る
山を愛する仲間の碑がある
黒御影石に手掘りの句
石積みに温もりを感じる
『ひと雫 涙を捧ぐ 玲ちゃんへ』
愛する人の死を悼む心に
胸痛む
比良山系を歩くと数えきれないほどの慰霊碑やお地蔵さんにであう
多くの泪が流れているのだ
山歩きは安全にこころしたい
しばらくすると堂満岳分岐へ
小紫陽花の魅惑の香りに酔う
ここ堂満岳周辺にも、小紫陽花
(こあじさい)が咲き乱れ、
その淡い匂いが、少年時代に
胸をときめかした隣の少女のもの
であったことに想いをさせた
比良山系の崩落は止まらない
ここ堂満岳の北斜面もその
痛ましい姿をさらしている
崩落で登山道を迂回する
場合も多い
滑落に慎重の上に慎重を
堂満岳の山頂が見える
「わたしも咲いているよ」
なんと素晴らしい存在だろう
存在は認識されて初めて
存在が意識される
認識した瞬間、彼女はわたしの
心の中で豊かに咲いた
堂満岳1057mに立つ