2003 『星の巡礼・カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼800kmの旅日記』 Ⅹ
《カミーノ・デ・サンチャゴ 自転車巡礼のすすめ》 ⑩
<2003年8月19日(火) 正午12:00 サンチャゴ・デ・コンポステーラ / Santiago de Compostela に到着>
サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼路完走記念帆立貝
こころより叫んで、魂の旅路であるカミーノ・デ・サンチャゴ巡礼路をあとにした。
カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼を終えるにあたって、
次なる夢を追いたい。
<カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼路は、幻のアトランティス大陸へのリーディング・ロード、導入路である>
いまわたしが到達したサンチャゴ・デ・コンポステーラは、ユーラシア大陸の西の果てスペイン・Finisterre/フィニステーレより大西洋に沈んでいる『幻のアトランティス大陸』へと通じているのであるという説がある。
こころ踊るではないか。
あの世とこの世を行き来する小人や妖精、巨人の神話物語をもつケルト時代、世界の果てすなわちあの世の境
とされたのがフイニステーレでもあった。
フイニステーレは幻のアトランティス大陸の入口でもあるのだ。
フィニステーレはサンチャゴ・デ・コンポステーラから西へ、大西洋に至る18kmの位置にある。
フィニステーレとは、<地の果て>という意味であり、この先に幻のアトランティス大陸が眠っているのだ。
地の果てフィニステーレに建つ
カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼起点0.00KMを示す石柱
<幻のアトランティス大陸>は、次のように伝えられている。
大陸と呼べるほどの大きさを持った島と、そこに繁栄した王国のことである。
強大な軍事力を背景に世界の覇権を握ろうとしたが、ゼウスの怒りに触れて海中に沈められたとされている。
や遺跡に接し、「幻のアトランティス文明」を垣間見てきた。
ロマンを感じるではないか。
これからも<幻のアトランティック大陸>を追い求めていきたいと思う。
◎ カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼路を後にして帰路につく
<Santiago13:47D⇒ Madrid21:30A(スペイン高速鉄道Talgo#152)にて同日移動>
飛行機の帰国便との関係もあり、サンチャゴ・デ・コンポステーラ駅に直行、当初予定していた高速鉄道の寝台列車切符は売り切れ乗車できず、AVE"AltaVelocidad Española"ーRENFE高速列車Talgo#152 に飛乗る
こととなった。
飛行機の帰国便はマドリード発である。
列車の出発時間に間に合うように、大急ぎで自転車を分解し輪行袋にしまい込む。ヨーロッパや北欧では自転車を解体せず、そのまま自転車スペースに乗せてもよい列車がほとんどであったので、輪行袋使用が少し意外であった。
《カミーノ・デ・サンチャゴ 自転車巡礼のすすめ》 ⑪ へつづく
■ <川柳日誌> 「カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼川柳」
■ <参考資料> 「カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼14日間 総経費」
■ <参考資料> 「カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼 行程表」