shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2003 『星の巡礼・カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼800kmの旅日記』 ⑪

2003 『星の巡礼・カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼800kmの旅日記』 Ⅺ
 
イメージ 1       《カミーノ・デ・サンチャゴ 自転車巡礼のすすめ》 ⑪





川柳日誌  :  「神と共に魂の巡礼路・カミーノ・デ・サンチャゴを走る」
参考経費        カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼   総経費
参考旅程          カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼   行程表」


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                カミーノ・デ・サンチャゴ <巡礼日誌・手帳>     


川柳日誌     「神と共に魂の巡礼路・カミーノ・デ・サンチャゴを走る」


         < RISE TO LIFE in CAMINO DE SANTIAGO >

       《川柳日誌・ カミーノ・デ・サンチャゴ》

時きざみ 時流るるは 神のわざ     


ひまわりの 道に咲きにし 神の顔


ペダル踏む ピレネの峠 押せし神   


踏みだせし この一歩や  神のもと


したたりし 汗の一滴 神の血や       


 
よく来たと 肩を抱きしむ 神の声


野の宿を 与えられし我  神仰ぎ


野に伏して 仰ぎ星みる カミーノや


魂の カミーノたどる 導きや


おのれ捨て 己の道を 消しなんと


 
只々に 神にすがりし 道なるや


ありがたや 息吹き入れし この命


肉体の 苦痛に宿る 神の愛


生きること 神の教えを 識ることぞ


闇の夜に わたしの内に 神みつけ


 
頭たれ うれしき泪 溢れなん


目とずれば 広がりせまる 神の国


聴こえしや 星の彼方の 宴かな


土におふ この温もりや 神の肌


生かされて カミーノたどる 幸せや


 
サンチャゴや 交わす言葉に 神の愛


神慕う 子たち多しや この星に


巡礼の 笑いの中に 神の顔


髭面や コンポステーラ 抱き合いて


背を押せし 風に乗りてや 旅路ゆき


 
苦しきに 報いし峠 下り坂


名も知れぬ 小さき命 幸せ草


ピレネーの 湧きいでし水 甘露かな


涼風に 裸体さらすや 十字の丘


向日葵や 大地日照りて 蝉昼寝


 
カミーノや 息吹きかけし いのち道


仰ぎみし 神の栄光 われ包み


白き雲 われ導きて こころ旅


杜のなか 埋もれし道 光りあれ


隠れ声 導かれてや われここに


 
往く道は 見えぬ力に 身をまかせ


無のこころ 己見つめる 息づかい


祈りこそ 愛語ありてや こころ歌


風ひとつ ほほにふるるや 神の愛


転鈴の われを気付かす カミーノや


 
石畳み ひとの祈りを 聴きおりて


見送りし サンジャンピエドポー祈りおり


闇に光るホタテや 巡礼路


800KM 神と駆けし ふたり旅


我こころ見つめし神や 宿りしか


 
影うつす 巡礼みちや 夏帽子


聖堂に 自転車と共に 午睡かな


さえずりにはっと目をあぐ バイク上


夜道をや裸で漕ぎし 巡礼路


六十路 ペダル踏みてやラマンチャ


 
風のこし 吾を抜き去る 若き影


振り返り 一服せしわれ 涼しけり


野に宿し 友となりしや 野犬かな


巡礼の 老若男女 いたわりて


闇蔭に 鈴鳴らしてや 神の声


 
追い抜きしサイクリスト息 伝わりて


杖つきて神にすがりし 巡礼者


苦痛さえこのひと漕ぎや 神の汗


何処までも澄みしカミーノ こころ内


道すがら 影重なりし神とわれ


 
神の道 迷いていづこ わが内や


いまの苦は いつかは光 変わりけり


吾はなぜ この星抱きて 生まれしや


永久の 死んでも生きる 教え知り


巡礼の 弾む鈴音 神うたう


 
笑顔にて 「ウルトレーヤ」 神の声


フォンティーン 生気宿らす オアシスや


アルベルゲ アメジングレイス 木魂する


村につき スタンプ嬉し 恵比須顔


アルベルゲ 夜咲くいびき 神の歌


 
聖堂や 沈めるマット 神の床


筋肉痛 坂越え神や 励ませし


朝靄の 巡礼村も 夢のなか


腹空けば チキンラーメン かじりしや


追い抜きし杖巡礼者 まぶしけり


 
沈黙に 現れし神 こころ底


砂利道の タイヤ踊るや われも舞う


流れ星 われを誘うや 天の国


浄土へと コンパス示す こころ針


雑草や 朝露まみえ 奇縁かな


 
露玉や のぞきて驚き 天地満つ


牧草や 刈りた頭に 風香る
 
巡礼路 駆けし草原 陰もなく


聖堂に 立てかけし杖 祈りおり


カミーノや 蝶いっぴき 吾を追う


 
アルベルゲ 洗濯風に 戯れし


アルベルゲ 棚横伏して 夏の夢


満月や ET自転車 月に飛ぶ


野宿とは 聖霊交え 遊ぶ夜


巡礼路 身を焦がしてや ペダル踏み


 
十字架の イエス疲れし われを見る


巡礼者 抜かれ追い抜き 仲間顔


おのれ捨て 出会いし神や また嬉し


歩きにも すべてに時が あると言う


やったのだ 泪濡らして われを誉め


 
なによりも 神の祝福 満つこころ


カミーノの 銀河鉄道 こころ旅


聖堂や 我いま神の 御手にあり


走りぬき 神と乾杯 歓喜


我きざむ 巡礼の地や 永久にあれ


 
魂の 終わりなき旅() あの世まで


汗匂ふ 我シャツ 神も称えしや


時満つる やり遂げしわれ 額づきて


成就せし コンポステーラ スケッチす


『やったね』と 抱きて喜ぶ巡礼者


 
「赦しの門』 叩きし者の 懺悔かな


聖堂の 陰に夕日や 崩れ落ち


聖地踏む 魂ここに 咲き誇り


悠久の カミーノにわれ 神と立ち


巡礼を 終えて満ちなん 我こころ


 
夢叶い こころは神に 近きかな

I once was lost but now I’m found,      
Was blind but now I see. 


イメージ 3
 
    
    『星の巡礼・カミーノ・デ・サンチャゴ自転車巡礼800kmの旅日記』