「テスリン・ユーコン川カヌーの旅３６０ｋｍ記録・資料」 ②

■ 「テスリン・ユーコン川カヌーの旅３６０ｋｍ記録・資料」　②

◎テスリン川・ユーコン川の流速とカヌーの速度の考察

川の流れの速さとカヌーの速度（時速）の関係から、どれほど漕げば（パドリング）よいかがわかる。川の流れに乗れば、年齢に関係なくユーコンの大自然を満喫しながら、カヌーイン

グすることができる。結果から見て、川の流速とカヌーの時速が、ほぼ変わらないということである。極端に言えば、カヌーに寝そべっていても、読書やスケッチしていても、楽器を奏でたり、また料理をしていても、予定の時間内に目的地のカーマックスに着くということになる。

ただ、向かい風の場合は停滞してしまうので、すこし汗をかかなければならない。パドリングもまた楽しく、ユーコンの想い出として残るものである。

また、追い風では時速１２～１５ｋｍになることもある。強風（向かい風）による停滞や追い風では、カヌーの速さをコントロールするために体を立てたり、横たえたりすることも楽しいものである。

　　　　　　　　　　　　　　　強風に対して体を倒して調整するのも楽しい

ユーコン川とテスリン川の流速に若干の差違があり、水量の多いユーコン本流の方が少し速く感じる。

カヌーの速さは、流速、水量、風の強弱、風向きやコース取り、カヌーの積載量によって当然影響をうける

ことになる。

・Ａ強風・向かい風－１～３ｋｍ/H (逆流・停滞)

・Ｂ水量が少ない時４～６ｋｍ/H （早歩き程度の速さ）

・Ｃ水量が多い時７～１１ｋｍ/Ｈ（ジョギングの速さ）

・Ｄ強風・追い風１２～１５ｋｍ/Ｈ（自転車を普通にこぐ速さ）