<老人の牛歩トレッキング>
■2018/4/18 ④ ―3. <鈴鹿山脈縦走四日目> 藤原山荘~鞍掛峠
鈴北岳山頂 鞍掛峠に向かって整備された平尾根 をゆく
鈴鹿縦走㊷ 1066ピーク通過 14:45 / 1066m
ピーク 1066mより三国岳・烏帽子岳方面を望む
デジカメのGPSによりバッテリ-消耗/デジカメのバッテリー切れ/予備のカメラに切換
<「歴史から見る鈴鹿の峠」参照>
鞍掛地蔵尊のある鞍掛峠
鈴鹿縦走㊹ 焼尾山の肩分岐 16:40 / 893m 滑落注意/薮漕き/至焼尾山・冷川ENE⇒
三国岳は分岐を直角左へ/ 直進すれば焼尾山(注意)
焼尾山と三国岳の鞍部(コル)758m から烏帽子岳方面をみる
ピーク前後/尾根歩き/灌木に難儀/残雪あり
三国岳894m山頂通過
鈴鹿縦走㊻ 三国岳山頂 17:45/ 894m 露営地探索・決定
△露営④ <三国岳山頂付近でツエルト泊>
三国岳山頂894m 三国岳山頂付近でビバーグ
■ 2018/4/19⑤ 三国岳~霊仙山へつづく
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鈴鹿山脈における蛭(ヤマビル)に噛まれて
しかし、意に反して2日目の露営地で蛭に襲われてしまった。
ツエルトでなくても蛭をシャットアウトすることは不可能である。 縦走中にすでに襲撃されていたのだろうか。
寝ている間に、蛭は自分の体積の3~4倍もの吸血をしていたのである。血で真ん丸に膨らんだ蛭の体は風船のようにいつ破裂しても不思議ではない状態になる。
登山靴を履いたとき、その衝撃に蛭はその一生をまっとうせずに、真っ赤な血を吐きだして世を去った。ツエルトに潜り込んだとき、おおよそ標高1200mの夜間の気温である2~-2度をしのぐため、厚登山靴下2枚、厚下着、ダウン、防寒用雨具という何層もの衣服を着込んだなかを、もぐり込んでふくろはぎに喰らいついていたのである。痛みもなく、行動に支障もないので無視して、縦走を続けた。帰宅して、傷口を確認したと同時に痒みと痛みに我慢できず、かきむしってしまった。
蛭は、雨後の湿った杉落葉などに潜んで動物の温みや体から出る炭酸ガスに引きつけられ、飛び移るようだ。蛭は雨季から夏期にかけて活動を活発化させ、血を吸うことにより子孫を残し、寿命をまっとうさせるというのである。
数十匹の蛭の大軍に襲われ、血の海に恐怖を感じたのが初体験であった。
下山して村の長老から木酢を分けてもらい、登山靴にふりかけて退治した。なんとびっしりと登山靴の中に張り付いていた蛭を見たときは顔が青ざめていた。
喰いつている蛭は血を吸い、満腹すると自分から離れていく。 この場合、なんの痛みも痒みもない。最悪の場合は、喰付に恐怖を感じ、パニックになりむしり取ることである。 このとき蛭は口吻を皮膚に残して、痛みと痒みを長期間残すこととなる。 最悪の場合は血が止まらないこともあるということを覚えておきたい。
タバコの火か、木酢、または塩などで静かに退散してもらうのが良策である。
<参照> 「ヤマヒルに噛まれたらどうするか」
blogs.yahoo.co.jp/sanegoto1941/12667486.html