《 俳句 と 川柳》
句・後藤實久
《アラカン山脈・チンドウイン河に立ちて 》
『 阿羅漢に 英霊背おい 越えし冬 』
『 蛇行せし マニプール河 銀の道 』
『 トンザンの松 記憶せし 英霊や 』
『 芒かれ 阿羅漢ありて 無常あり 』
『 英霊の チンドイン駈けし 水澄し 』
『 霞みたつ 鈴の音涼し 阿羅漢や 』
『 陽炎に 黙す英霊 マニプール 』
『 阿羅漢の 霞みに落つ 夏日かな 』
これらの作品は阿羅漢山脈の赤土とそこに息づく命(英霊)の葉で作られています
『タム=パレル道・白骨街道慰霊』につづく