フィリピン路地裏ぶらぶら歩き ①
マニラ ダウンタウンを歩くー1
この冬、南国の地・フィリピンで過ごした。
赤道に近いフィリピンの暑さは想像以上だった。
ダウンタウンの路地裏には裸の子供たちが走り、
奥さんたちが昔懐かしい手押しポンプから
地下水をくみ上げ洗濯に忙しい。
せまい路地裏いっぱいに洗濯物の花が咲き、
籠に飼われる小鳥たちが美声を聴かせてくれる。
路上では若者がバスケに青春を競い、
犬たちが群れをなし、陣地を守るために牙をむく。
檻に入れられ、首輪をした飼い犬がうらめしく
我が物顔に走り回る野良犬を見つめている。
精悍な軍鶏(しゃも)たちが僕をにらんで
いまにも挑みかかりそうだ。
僕の顔はミンダナオ系なのか、親しく声がかかる、
「I am Japanese-Philippino. Are you Japanese.」と。
歩いていると親しみのある声があちこちからかかり、
屋台に立ち寄ってはフィッシュボールをつまみ食い。
トロピカル・フルーツが鮮やかなファッションを着飾り、
その香しい魅力をふりまき誘いをかけてくる。
熱々のトウモロコシにフーフーと息吹きかけて、
犬たちの熱き視線におすそ分け。
英語しゃべれて、スペイン語忘れたこの人たち、
歴史のなかの自分の役割に戸惑いをかくさず。
田舎に見る風景に安らぎをおぼえつつ、
棚田(ライステラス)歩きて天にのぼりゆく。
昔懐かしい日本の原風景をフィリピンにみつけ、
われら元祖の南方系よりの移住混血を垣間見る。
田植えする老農夫のやすみし陰はヤシのした、
水牛の角に小鳥休みて平和を口ずさんでいる。
この地で日本は戦ったのだ。 合掌
Airbus A330-300からのマニラ上空
Philippine Air Lines PR0407 MANILA Terminal2
空港⇒マニラダウンタウン ジプニーで向かう (17PHP=43円)
ジプニー(ジープ改造乗合バス)内部
宿泊先「Manila International Youth Hostel」
正面玄関とユースホステル内部ードミトリのベッド (ドミトリ一泊 450PHP=1125円)
定食屋さんの夕食 (70PHP=175円)
マニラ・ダウンタウン 定食屋から路地裏をみる