フィリピン路地裏ぶらぶら歩き ⑥
フィリピン・バナウエ & パタッドのライステラス（棚田）ぶらぶら歩き ２
バナウエに向かうバスは欧米や全世界からの若きバックパッカーで熱気であふれかえっている。
隣席のフィリピン女性は、マニラでオフィスつとめ、休暇を取って実家のあるバナウエに向かうとのこと。
マニラはフィリピン全土の若者に夢と希望を与える雇用の場であり、田舎から若者を奪い取っていると話してくれた。
夜行バスはまるでディスコ会場のように歌あり、笑ありとにぎやかだ。ルソン島中部の山岳地帯に入ってからは高地の寒さに、半そで短パンの若者たちは震え上がり、静かな夜を迎えた。
5:40am バナウエに到着。
バナウエはいまだ闇のなか、どうも町の中には大型観光バスが入れないのだろう、乗客はみなジプニー3台に分乗して谷間へと下って行く。
バナウエ中心部にある「Half Way Lodge & Restrant」に到着、ここで各ホテルやロッジへのグループに分かれて夜明けを待つ。熱いコーヒーが体を温めてくれる。
近くで鶏声が静寂を破りバナウエの谷間にこだまする。体の芯をじんわり温めてくれる熱帯の朝日がまぶしい。
灼熱の一日のはじまりである。静かに幕開けのライステラス（棚田）が主役として舞台に姿をみせる。
バナウエ滞在中の宿泊先「Peaple's Lodge & Restrant」に荷物をおき、さっそく「Banaue Rice Terrace View Point」に徒歩でむかう。約1時間の棚田観賞や村の
子供たちと交流しつつビューポイントに着く。
スケッチをしているとお婆さん（94歳）が寄ってきて「どこからかえ？」、「ニホンからなんだ」、「そお、ババが少女のとき、ニホンのソルジャーに仲良くしてもらったんだよ」
そうなんだ、この風光明媚な地はフィリピンのルソン島での日米攻防決戦の地であり、降伏の地でもある
のだ。
世界中から集まるバックパッカーは宿泊先に荷物を預け、近郊の棚田見物に出かける
バナウエの夜明け、天国への階段に朝陽を届ける
≪バタッド・ライステラス≫
バナウエより東へ約１６kmのところにあるジャンクションで下車し、徒歩約1時間でBatad (バダット）に着く。
パタッドへの行き方は、バナウエの中央ジプニ－乗場からBATAD行き、朝1本（8時30分発）のジプニー（ジープ改造乗合バス 運賃１００PHP ）に乗るか、ガイド付きバタッド・トレッキングに参加（約３５００PHP＝8750円)する。
■世界遺産＜Batad Rice Terraces―バタッド・ライステラス―バタッド棚田＞
ぶらぶら歩き
＜ガイド付きバタッド棚田トレッキング＞を紹介しておく。
ランチ・ミネラルウオーターは各自用意すること
ガイドなしでもバタッド村へは行けそうだ、この場合は上記ジプニー（１日１本）を利用する。
ただし、帰路便（1便）があっても見逃したら最悪な状況におかれる（道迷いに注意）
８：００am ロッジでガイドと待合せ
トリサイクル（三輪オート）に乗車、バタッドへのジャンクションに
むかうー約１６km・１時間
途中、道路幅拡張工事をしており猛烈なホコリに見舞われるー
タオルで口をふさぐ
９：００am バタッド村へのトレッキング開始 ― 約３kmの下り・約１時間
１０：００am バタッド村ヒルサイド・イン「Batad Hillside Inn」に到着
１０：１５am 休憩後、バタッド・ビユーポイントへ危険な畦道を歩いてむかう
１１：４５am バタッド・ビューポイントにてランチ、スケッチ
１２：３０am ヒルサイド・インに帰着、スケッチの仕上げに入る
１４：４５pm スケッチ終了、ヒルサイド・インより徒歩にて帰路に着く
（上り１時間15分）
１６：００pm 迎えのトリサイクルでバナウエへ向かう
１７：００pm バナウエ、ピープルズ ロッジに帰着
バダット・ライステラスへむかう
ジプニーの屋根に乗って谷間をぬっての40分
僕はガイド君とトリサイクルでバダット・ジャンクションへ
そして ここ国道終点から徒歩でバダットへ
ガイド・GINO君と徒歩でバダットへ（約1時間）
世界遺産として最大規模のバダット全景
ガイド・GINO君とバダット・ビューポイントで一服
バダット・ビューポイントよりの棚田の景色
バダットで一番のライステラス（棚田）全景を観賞できる
「ヒルサイド イン ＆ レストラン」のテラス
（宿泊と食事ができる）
世界中のバックパッカーが集う山の家である
