フィリピン路地裏ぶらぶら歩き ⑦
バナウエ & バンガアン(Bangaan)のライステラス(棚田)ぶらぶら歩き 3
早朝4時、一番鶏とともに目を覚ます。
未知なるバンガアン・ライステラスとの出会いを想像し、夢をふくらませた。
単独行動なので、万一を考え食料として3食分(パン・インスタント乾麺・卵サンド・バナナ)と、ミネラルウオーター、懐中電灯と野宿用アルミシート・磁石・笛を用意した。
今日は世界遺産・バナウエにあるバンガアン(Bangaan)のライステラスに出かけた。
8:30am バナウエ中心にあるジプニー(ジープ改造乗合バス)乗場より「Batad」行きに乗り、ジャンクション(バナウエより東16km・約1時間・乗車賃100PHP=250円)で下車、徒歩約2km/30分のところに位置するバンガアン村むかった。
観光地だけあってこのルートは、ガイド付き観光に組み入れられており、個人での棚田観賞はなかなか厳しい。このジプニーも朝1便であり、Bangaan Rice Terrace に向かうにはジャンクションで途中下車して単独徒歩で向かうことになる。
一番確実な行き方は、高くつくがバナウエでトリサイクル(三輪オート)を1日貸切(往復約700PHP=1750円)る方法もある。
ジプニーはジャンクションより左折し 「Batad Rice Terraces」へ向かうので、必ずジャンクションで下車すること。
ジャンクションより東へ向かって歩き出すと砂利道となり、さらに直進するとアスファルト道路にもどる。 歩き出して約30分(約2km)ほどで谷間に点在する家屋をいだく「Bangaan」バンガアン村に到着する。
ここへは、バタッド村から歩いて山を下ってくることもできるらしい。
目に飛び込んでくる浅緑色の棚田が逆光のなかに美しく輝き、やさしく迎え入れてくれる。
子どもたちに囲まれ、ランチをとりながらスケッチに取り組む。
天使の階段を歩いてみたが、棚田の側壁は高く、畦道は細く曲がりくねりなかなかスリルに満ちた探検であった。
帰りは、ジャンクションまで徒歩で戻り、Banaueに帰る便をさがすことになるが、ほとんどのジプニーが団体貸切となっているので途中ピックアップしてもらうためには、時間と交渉力が必要である。
ぼくは運よく、Mayoyao方面からのBanaue行きジプニーに拾われてバナウエに帰り着いた。(100PHP=250円)
世界遺産のバナウエ・ライステラスにひたり、先人たちの汗の結晶である天国への階段を踏みしめてきた。
バナウエ中央ジプニー(乗合バス)ターミナルにて
8:30am発 バタッド行きジプニー(日に1便・100PHP=約250円)
ジャンクションで途中下車し(16km/60分)、バンガアン ライステラスへは徒歩2km/30分
乗客はただ一人、途中の休憩時にポーズ
ジャンクション付近は断崖絶壁
ジャンクション 左折・「バタッド ライステラス」
右折・「バンガアン ライステラス」へ2km
バンガアン ライステラス Ⅰ
バンガアン ライステラス Ⅱ
世界遺産・バンガアン ライステラス(棚田) のスケッチ
『フィリピン路地裏ぶらぶら歩き』
完