2015『星の巡礼 中央分水嶺 高島トレイル縦走6泊7日ぶらぶら老人日記 ⑧』
―副題 B 《露営(野宿)のすすめー楽しみ方》―
<3日目>
■ 高島トレイル縦走 2015年10月5日(月)霧後晴
<三重嶽974m⇒水坂峠280m>
<非常用水汲み場>
三重嶽より水谷別れへの縦走途中、東側に池がある
水も豊かだが苔や藻でおおわれている
直接の飲料水としては適していないが、非常時の水として
浄水器を使用すれば使用できる
武奈ケ嶽北尾根800mを望む
武奈ケ嶽865m 山頂にて <通過ポイント11> (山頂名が欠落)
<通過ポイント11>
<道迷い注意>
武奈ケ嶽山頂をまっすぐ進むと目印の黄色いリボンに従うことになる
しかしこのリボンは高島トレイルの公式リボンではない(公式リボンは見当たらない)
尾根を下るとルートも目印もなくなる
高島トレイルではないのだ
武奈の山頂にもどり、地図をみた
山頂より左(南東)へトレイルが曲がっていることに気付いた
やり直しだ、わずか20mほど先でけもの道のような不鮮明な分岐をみつけた
目印リボンも標識もない
直進したのも無理はない、道迷い寸前であった
赤岩山西穂からの急な岩場を下って行く
杉林へ続くも、アップ&ダウンが水坂峠までながながと続いた
もうすっかり秋、落ち葉はルートを隠しルートも自然に還る(道迷い注意)
<ルート最大の水量豊富な水汲み場>
水坂峠280m(旧国道303号線)にでた
<通過ポイント12>
3日目の露営地はここ水坂峠である。
久しぶりに豊富な水に恵まれ、体や顔を洗った。また痛んでいた左足指の治療と
しばしの休息を大切にしたい。
<4日目 - ショート縦走・休息・足指痛治療・デポ食糧回収>
■ 高島トレイル縦走 2015年10月6日(火)濃霧のち晴
<水坂峠280m⇒桜峠330m>
朝はゆっくり起きだし、入念な柔軟体操をしたあと撤収作業、朝食をすましデポ地点・桜峠に
むかって出発した。
今日は治療・休憩の時間をとり、高島トレイル水坂峠より二の谷山を越え、デポ地点・桜峠まで
のショート縦走である。
リュックの重み約11kgと体重約68kg、約80kgに耐えかねて
悲鳴をあげたのであろう、左足指に圧力がかかるたびに顔がゆがむ。
今日は縦走距離を短縮し、体をすこし休めてやることにした。
足の裏さんはいつも縁の下の力持ち、感謝の気持ちを込めて 治療につとめた。
午前10時半、やく5時間の行程で二の谷山を越え桜峠のデポ
回収地点、いや回収した中にあるソーセージや般若湯がちら
つき、誘惑に負けての早立ちとなった。
二の谷山登山口
高島トレイルの中で一番の急登が続く
二の谷山が正面に見える
二の谷山への急峻な登りはつづく 振り返ると武奈ケ嶽の山並みが見える
二の谷山606m山頂にて <通過ポイント13>
杉林の急な下りだ 眼下の 桜峠には環境センターがある
<桜峠の二の谷山登山口から 行者山登山口までの移動ルート> (道迷いに注意)
二の谷山より降りてくると国道367号線(鯖街道)の桜峠にでる
ここを右(南)へ約100mほど国道をあるき、右(東)へまがり約400mほど歩いたら
左側に標識「行者山」登山口」と高島トレイル矢印が立っている
矢印に従って左折し50m先に右へ入る指示版「行者山入口」にしたがって
高島トレイルにもどる(入る)
今夜はデポを回収した場所に近い廃道のアスファルトのうえで露営することにした
ぬくもりが柔らかく体をほぐしてくれた
デポの特別配給品であるソーセージと般若湯を口にして仙人から生身にもどる
瞬間でもあった
感謝合掌
へ続く