■2003/8/17Sun. 《 カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼路 第7日目》
㉒レオン / Leon ⇒ ㉔ポンフェラーダ /Ponferrada 走行距離 /積算距離 109km/485 km
中世、レオンはイスラム勢力との主導権を争ったイベリア半島のキリスト教徒都市の地として知られる。
聖堂や教会の尖塔の十字架が光り輝き、パイプオルガンの讃美歌のメロディーがカミーノ(巡礼路)に流れている。中世の建築物が、神の栄光を讃えているようである。
「かすかにリコリスの香りが漂い、強い味わいに、しっかりとしたタンニンを味わえるワイン」であると
立寄ったバルの主人は、ティエラ・デ・レオンのワインの特徴を説明して、絶賛していた。
建築物のひとつである「アストルガ司教館・EL PALACIO EPISCOPAL」 (エル・パラシオ・エピスコパル)がある。
アストルガーガウディ設計の司教館 アストルガ大聖堂(ゴシック様式)
今日は天気も、身体の調子も晴れやかだ。 アストルガの高原地帯をカミーノの風に押されて<アメージング・
AmazingGrace ⑥
Theearth shall soon dissolve like snow, やがて大地が雪のように解け
The sun forbear to shine; 太陽が輝くのをやめても
But God, Who called me here below, 私を召された主は
Will be forever mine. 永遠に私のものだ
ポンフェラーダ付近 1600m峠越え (裸で失礼!暑い!)
■2003/8/18Mon. 《 カミーノ・デ・サンチャゴ巡礼路 第8日目》
㉔ポンフェラーダ / Ponferrada ⇒ ㉖ セブレイロ /Cebreiro 走行距離 80km/674 km
<ポンフェラーダ /Ponferrada >
野宿するつもりであったが、1600mの峠を自転車で押しあがったこともあって足がつったために
巡礼者の出発はみな早い。自転車巡礼組は、防犯上ホテルの廊下に並べた自転車を表に運び出す。
用意された朝食をかけこみ、水をボトルに詰め、自転車の各部位を点検して、安全を祈っての出発となる。
<自転車巡礼における問題点と走らせ方④>
巡礼路の峠の下りはスピードを楽しむどころか、砂利道も多く股関節がサドルに当たり痣(アザ)ができて痛い (もちろん舗装道路の下り坂では、歓声を上げてのライディングとなる)
峠にかかり自転車を押して上がっていると、自転車巡礼のみなが心配して声をかけてくる。「お前の自転車、
巡礼村を流れる小川が奏でるメローディーに合わせて小鳥たちも囀っているではないか。愛車もわたしもこころが浮き立っている。わたしも手をあげて天に向かって叫んだ。
< ビラフランカ・デル・ビエルソ / Villafranca del Bierzo >
出発地サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから617km、ずいぶん自転車を走らせてきたものだ。終着のサンチャゴ・デ・コンポステーラまで187kmの地点にたどり着いた。
この街ビラフランカ・デル・ビエルソは、9世紀ごろからサンチャゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼者によって栄えた典型的な巡礼の街である。
トマト、あのもぎたての新鮮な味と匂いがカミーノ(巡礼路)の歴史と共に、巡礼者一人づつの苦行を
ビラフランカ・デル・ピエルソの峠1400mの茶屋で昼食をとる
AmazingGrace ⑦
When we've been there ten thousand years, 何万年経とうとも
Bright shining as the sun, 太陽のように光り輝き
We've no less days to sing God's praise 最初に歌い始めたとき以上に
Than when we'd first begun. 神の恵みを歌い讃え続けることだろう
ここ峠の風景は、わたしが約50年前に入植していたブラジルの軽井沢といわれているカンポス・ド・ジョルドン