shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2017『星の巡礼・六甲全山縦走のんびり2泊3日のトレッキング』 (シニア向き) Ⅱ

2017『星の巡礼・六甲全山縦走のんびり2泊3日のトレッキング』 (シニア向き) Ⅱ
 
■ 『六甲全山縦走のんびり23日のトレッキング』  序説 ②

ここでは、シニアながら密かに六甲全山縦走を計画されている方のために、全行程のんびり
2泊3日のルートをボーイスカウト野帳によって案内・解説を試みたい。
 
今回は、満月・星空・神戸の夜景や野宿のスリルと孤独を楽しみ、スケッチをしたり、野帳
観察記録をとりながら六甲全山縦走をのんびりと歩いた。もちろん自然との対話をもじゅうぶん
楽しませてもらった。
         
             
             
野帳とは・・
         
             
ボーイスカウトに入隊・進級するとハイキング、登山など本格的な野外活動がなされる。
その中でスカウト式記帳方法「野帳」の付け方学ぶのである。距離・時間・方位・観察・ポイント・
分岐などを目的地に向かって時系列的にノート下段(出発地)から上段(目的地)へ、
すなわち進む方向に記帳していくのである。
     
野帳の特徴は、観察眼や方向性を養うとともに、ポイントを記号化することによって記録を残す
のである。   最終的には、この野帳をもとにして略地図を描き、報告書を作成することにある。
 今回は「のんびり縦走」しながら観察した詳細を野帳に記入し、ルート案内をまとめてみた。
              
         
             
◇露営地・・・<2泊3日の設定方法>
       
             
一般的、標準的に実施されている六甲全山40~45kmを1日(15~18時間)で完歩するには       
体力的にシニアには無理である。総距離はスタート地点、須磨自然公園または塩屋によって       
異なる。 今回は塩屋をスタートした。        
     
次に、1泊2日を検討してみた。1日22.5km、約10時間で行けそうであるが、野帳への記入・        
 スケッチ・観察・休憩等に時間的ゆとりがない。               
   
どうせ露営(ビバーグ・野宿)のためのツエルトや寝袋・ダウン・エアーマットほか防寒用衣服を               
背負うのなら2泊3日が最適であるということになった。 

      区      間  距離/歩数 標準時間   所要時間       △露 営 地     天 気
合 計 六甲全山縦走 46km/84437 17.50時間 28.20時間    
1日目 塩屋 ⇒ 鵯越 13km/31437 5.20時間 9.00時間 鵯市民公園広場 晴・12/5℃
2日目 鵯越 ⇒ 記念碑台 14km/27412 5.20時間 10.30時間 記念碑台広場 晴・12/2℃
3日目 記念碑台 ⇒ 宝塚 18km/25888 7.10時間 8.50時間   曇/雨・14℃
 
 


◎第1日目露営地 : 鵯越え「一ノ谷の合戦」跡に伏して
     
             
今夜の露営地は、源平の合戦の一つである須磨でおこなわれた「一の谷合戦」のおり、
源義経の軍がここ獣道であった鵯(ひよどり)を越え進軍したという歴史的事実が
 
あったと伝えられている。
 
     
この地の野に伏して義経の勇姿を思い描くとき、おなじく歴史の営みのなかにいる己と
重ねて身が引き締まるおもいがした。
       
そして、歴史のロマンを夢に託して朝をむかえた。
       
             
「一ノ谷の合戦」は、平安時代の末期の治承8年(118427日に須磨で行われた
 
戦いであり、源平の合戦における戦いの一つである。.義経70騎を率い、一ノ谷の
 
舘を馬で出て、ここ険阻な一の谷の背後にある鵯越(ひよどりごえ)から攻撃を仕掛
 
けるにあたって、人馬が越えられるかと猟師に尋ねたという。.猟師が「鵯越は到底人馬
は越えることのできぬ難路である」と説明すると、義経は「鹿はこの道を越えるか」と
 
問い、猟師が「冬を挟んで餌場を求め鹿が往復する」と答えると、義経鵯越えを戦略
に取り入れたという。

 
 
 
六甲全山縦走のんびり23日のトレッキング』 序説 ③ に続く