shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2017『星の巡礼・奥の細道紀行-句碑の前でわたしも一句』 14

2017 星の巡礼奥の細道2400kmをたどり、恐れながらわたしも一句』 9

日光⇒黒羽⇒芦野⇒白河 <奥の細道紀行1>
  ③ 黒羽(くろばね)-4  

 
■⑪ 那須神社と那須与一  そして  ボーイスカウトの地 


黒羽の「芭蕉の里」を自転車で駆け、スタート地点である那須神社に隣接する「道の駅・那須与一の郷」に
帰ってきた。
約32kmのサイクリング、五月晴れのなか芭蕉曽良が歩いた黒羽の田園風景を楽しんだ。

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芭蕉も歩いた黒羽の田園風景 <玉藻稲荷神社より那須神社に向かう三叉路にて>


       ここ那須神社に祀られている那須与一源義朝11番目の子、治承・寿永の乱(1180)において、
    兄・十郎為隆と共に源頼朝方に与し、その弟・義経軍に従軍した。
    なお、与一と言う名は十に与分な一というところから来ているという、古人はウイットに富んでいる
   ではないか。
   武勲としては、平家物語絵巻・巻11にでてくる「屋島の戦い・扇の的」が有名である。

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那須与一で有名な那須神社

 
        ボーイスカウト活動のクラフト訓練のなかに、班競争でのトーテムポール彫刻がある。スカウト達が
        真剣なまなざしでテーマ「那須与一源平合戦」に取り組んでいたことを思いだす。班長指導による
        班員全員での一本のトーテムポールづくりは、スカウト活動の根幹である「パトロール・システム」(
        班制度)の集大成の一要素でもある。
        ここ那須神社は、トーテムポールのテーマ「那須与一 源平合戦 ・扇の的」で有名な社である。


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                                     ボーイスカウト日本連盟那須野営場に建つ「那須与一トーテムポール」
                                    (ボーイスカウト・パトロール・システム(班制度)のシンボルである)


 


   また、西那須野にはボーイスカウトの指導者養成訓練場「那須野営場」があり、1962818日~25日に
   実施された「日本ギルウエル・ウッドバッジ・コース 第7期少年部」に参加した懐かしい地でもある。


   第7期ウッドバッジコース少年部のスタッフは、吉岡所長はじめ小林運美・中村知・松平・武田・滝口・
   古田・赤城・西田各氏であり、「山バト班」は柴田・小田・岡寺・吉田・長田・後藤の6名編成であった。


   古いセピア色の集合写真が出てきた。


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                ボーイスカウト日本連盟ギルエル・コース第7期少年部(1962那須野野営場での集合写真
                                                                                          


 
        那須野は、わたしにとって青春の思い出が詰まった地である。
    懐かしの那須の地に、芭蕉翁を追い、那須野・黒羽を走り回ることができたことに感謝したい。
        出会いを詠んでみた。


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黒羽・光明山常念寺の伝道川柳

                          常念寺      『葉をゆらす 風のいのちの 不思議さよ』

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黒羽・芭蕉の里・常念寺参道   ヒメシャガ(姫射干)と地蔵さん

       實久  『姫シャガや 地蔵くすぐる 無の風と』 ひめしゃがや じぞうくすぐる むのかぜと>


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鯉幟  ・ 「芭蕉の里」黒羽・南金丸付近にて

         實久  『鯉たちも  芭蕉と泳ぐ 皐月曽良』 <こいたちも ばしょうとおよぐ さつきそら>


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 黒羽・臨済宗妙心寺派山号東山・運巌寺山門

          實久  『門狭き 奥なる宇宙 五月禅』 <せまきもん おくなるせかい さつきぜん>


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 黒羽・芭蕉逗留の旧浄法寺桃雪邸庭に咲く白椿

           實久 『風雪に 耐えし椿や 祈り顔』 <ふうせつや たえしつばきや いのりがお>
 
 
 
    黒羽をあとにして、那珂川に沿って国道294を北上、歌枕として有名な遊行柳のある「芦野の里」に
     向かう。

        
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      ■ 寄り道
        
  「奥の細道」の結びの地・大垣にたどり着くには時間がかかりそうである。
         休みながら、ゆっくり自転車を走らせたい。

         先日、休息をかねてモンゴルの地に露営してきた。
         先に、「モンゴル紀行」を書いておきたい。

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