shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

熊野古道 小辺路縦走⑨<2日目・大股⇒三浦口⇒二十五丁石>

 
 
2019星の巡礼 熊野古道小辺路縦走』―老人山行の一考察―⑨


小辺路縦走2日目-②  
 
  2日目ルート ②<△大股バス停⇒萱小屋跡⇒▲桧峠⇒伯母子岳⇒上西家跡⇒水ケ元茶屋跡⇒
               三浦口バス停⇒舟渡橋⇒△露営地・二十五丁石>   12/18km



村を離れ三浦峠へと急な坂を上っていった<二十五丁石>あたりの、ルートより少しそれたところを
今夜の露営地と決めることにした。
少し傾斜地であるが
、意に介さずツエルトを張り、一夜の仮の宿とした。
しかし、このわずかな傾斜が安眠を妨げたのである。
 
 
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 2日目露営地・二十五丁石付近

 


<▲531日 午前115分 三浦岳登り口「二十五丁石」付近での露営地にて 標高657m地点>
 
 
小辺路の祈り
 
『祈り』は、大自然、大宇宙においての唯一のコミュニケーションである。
祈りは、想像力を逞しくし、己の想像を超えた世界を創り出してくれる。
そこには、一つ一つの小さな生命の生活であったり、存在の神秘性であったり、その命に与えられた使命などを垣間見ることができるのである。
わたしにとって『祈り』なくして、星たちや、野の生き物や、野の花たちとの会話は成り立たないと思っている。
祈りによって、そのもの自身に成りきれるからである。
神は素晴らしい能力を人類に与えたもうたものである。
祈りに応えるように、この暗闇のなかでケツケツ・ケツケツと、キュエツ・キュエツと鳴く小鳥がいるのだ。
その小鳥たちのことを意識して想うとき、そこに我々の間に『祈りの交歓』が生まれ、不思議な世界が現実に派生するのである。
どのような小さな、ちっぽけな物でも、祈りの世界の中で対等に生かされるのであるからこれまた不思議である。
素晴らしい世界が、そして宇宙がこの暗闇に広がりを見せ、わたしをあたたかく包んでくれるのである。
 
 
小辺路の清水・湧水とご接待
 
熊野の人たちは、本当に水を大切にする。
少しでも清水や湧水が出るところには管を差し込んで水の流れを作り、旅人が喉を気軽に潤すように心しているところが嬉しい。
これは熊野の人々のおもてなしの心とみる。どれだけ多くの旅人がこの水の接待で癒されたことだろう。
小辺路の至る所で水場を目にするとき、感謝の念に駆られるのは私だけだろうか。水場の恩恵を受けた旅人は深く感謝の念に頭(こうべ)をたれたことと思う。水場には旅人の感謝の念が流れていることに気づかされる。
 
水場は、旅人の命を支えてくれるオアシスなのである。

 

その水のすべてが美味である。本当に美味しいのである。
 
 
 
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小辺路では豊かな<もてなしの水場>が巡礼者を迎えてくれる
 

 

 
 
小辺路2日目ルートガイド

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熊野古道 小辺路縦走⑩<3日目 二十五丁石⇒三浦峠⇒果実集落>につづく
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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