shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

熊野古道 小辺路縦走⑪<3日目・二十五丁石⇒三浦峠⇒果無集落>

2019星の巡礼 熊野古道小辺路縦走』―老人山行の一考察―⑪
 
 
小辺路縦走3日目―Ⅱ
 
3日目小辺路ルート Ⅱ<二十五丁石⇒▲三浦峠⇒古矢倉跡⇒出店跡⇒矢倉観音堂⇒西中バス停⇒
             昴の郷⇒果無集落⇒△     3日目露営地・山口茶屋跡> 11/20km くもり


何はともあれ温泉<十津川温泉スバルの郷>の日帰り湯に飛び込み、疲れと汚れを取って気分を一新、かけ流しの十津川温泉を満喫した。
 
<蕨尾口バス停>は、国道にあるトンネルを抜けたところにあるが、<昴の郷>からの近道は、駐車場の端にある別のトンネルを抜け、右手に曲がると西川にかかる<スリリングな吊橋・柳本橋>14:05/標高150mにでる。

注意書きに『5人以上同時に渡るべからず』とある。それもそのはず一人でも揺ら揺らとゆれ、下を流れる西川や周囲の山々が走馬灯のようにうごめき迫り来るのである。10歩いては立ち止まり、心を静めてはまた10歩と、渡りきるのに時間がかかった。というより揺れそのものを楽しませてもらった。


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果無峠への入口<吊橋・柳本橋>

 
 急な石畳み坂を上ると、途中に果無集落があり、<おもてなしの水場>15:00/372mを過ぎると、登山口へと入っていく。第29番観音石仏に迎えられ<果無峠>1114mに向かうのである。
 
吊橋<柳本橋>を渡り、石畳みを急登すると、獣の侵入を防ぐ扉を開け閉めし、果無村落に入るとこの山奥に珍しい田圃に稲苗が植えられ風に揺れていたのが印象的であった。最後の民家辺りにお接待の水場があり喉を潤す。村落全体がきれいに整頓整地され、すれ違ったご婦人も気品に溢れ、ご丁寧なご挨拶をいただいた。
 
 

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果無集落への小辺路を代表する石畳みの坂   果無集落のおもてなし水場(水補給のこと)
 
 
小辺路・果無峠ルートは、途中の<観音堂>にある水場と簡易トイレが各一か所しかないので水補給をしておく必要がある。
 
26番観音石仏にある<天水田跡>を過ぎ、25番と24番観音石仏の間にある今夜の露営地<山口茶屋跡>16:30/673mに到着した。