shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2015 「星の巡礼・立山連峰縦走」 Ⅳ

2015 「星の巡礼立山連峰縦走」 4
< 第三日目 7月22日 スゴ乗越小屋 ⇒ 太郎平小屋 >  3 (立山連峰縦走老人奮闘記)


3-① <第三日目 7月22日 スゴ乗越小屋6:00AM 発 ⇒ 太郎平小屋 3:30PM 着  
               所要9時間30分>
 

今朝もしとしと雨が降りつづいている。
どうも昼から雨は止みそうだとの情報である。
朝食のあと、二人が立山室堂方面に出発していった。
柔軟体操のあと、外付けの蛇口から水を補給した。 (無料はうれしい)

今日は昨日のパートナー酒井育男氏に、あらたに西井明生氏(倉敷市)が加わり3名でパーティを
組むことになった。
酒井氏は、わたしと共に太郎平小屋に泊まり、黒部五郎岳、双六小屋、槍ヶ岳をへて上高地に出るという。
西井氏は予約をしている薬師岳小屋に泊まり、次の日一気に折戸へ下山する予定だという。
わずかな時間だが大切に仲間と過ごしたい。

小屋をでてハイ松帯を2038Mピークを経て間山2585M へ登りがつづく。
小雨いまだやまずガスがかかっている。


3-② 間山通過   <スゴ乗越小屋 6:00AM ⇒ 間山 7:45AM       
           所要1時間45分>


間山より北薬師岳をへて薬師岳まで岩稜帯の上り下りがつづく。
 落石に注意してヘルメットを雨具下に着帽する。
雨も止みだした。 強風はいぜん吹いている、転倒に注意。
熱中症にも注意が必要、充分な水分と塩アメを補給する。
薬師岳頂上手前からガレたやせ尾根歩きである、慎重に足場をえらんですすむ。


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ハイ松帯を抜けて間山2585M へ向かう
 
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薬師岳2400M 直下の岩場をゆく

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薬師岳頂上から西井氏写す (前後4枚)
 
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久しぶりの薬師岳2926M 山頂- 12:16AM通過

薬師岳2400M を経て 薬師岳2926M に立った。 


3-③ <間山7:45AN ⇒ 北薬師岳10:45AM ⇒ 薬師岳 12:16AM     
     所要4時間>


標識の近くにある「薬師如来像」にこれまでの安全感謝とこれからの危難回避を祈った。

山頂から薬師岳山荘 2701M までの標高差約200M - 約1時間の下りは天気も回復し、
遠くに波打つ山並みを楽しんだ。

この写真のわたしの顔を見てほしい。
小さな虫(ブヨと思う)に刺されて腫れあがっている。 
虫除け網をかぶったら防げたのに・・・あとの祭りだ。


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薬師岳山頂に祭られている薬師如来
 
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薬師岳山荘2701M が見えてきた
 
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わが愛する友フイリップスと(薬師岳山荘前で)
 
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 ケルンのある薬師平

この薬師平より薬師峠 2294M にある薬師岳キャンプ場までの間が沢歩きとなる。
水量の多いときは沢の中を歩くことになりそうだ。 慎重な行動が求められる。  

キャンプ場を登りきると太郎平小屋 2330M が目の前にあらわれる。
立山連峰縦走完走を祝って同行者と記念写真におさまる。

「太郎平小屋」 3:30PM 到着.   
今宵の夢を見る仮の宿だ。

まるで縦走が終わったような安堵感と達成感を味わうと同時に、「ヤッタぜー!」コールが
自然と口をついてでた。
シニア縦走登山に対する自信と今年もやり遂げることができたという感謝の気持ちが
わいてきた。
夕食時、ノンアルコール・ビールで吾輩の挑戦踏破に乾杯をした。
生かされ、生きている自分をあらためて認識させられた。

立山連峰縦走完全踏破に、合掌感謝である。
 

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沢下り (この日、水量は少なかった)
 
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太郎平-立山連峰縦走の実質的最終地点だ

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立山連峰縦走の最終山小屋「太郎平小屋」
 
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二段式寝室(一区画4人)



< 第四日目 7月23日 太郎平小屋 5:30AM 発 ⇒ 折立登山口バス停 8:37AM 下山 -
                   所要3時間 > 


「白山が紅山にかわり、白山にもどる」光景に出合った。
白山のモルゲンロートだ。

薬師岳にご来光がさしはじめると、雲海に残雪豊かな山稜の顔を出している白山 2702M に
紅陽が照りはじめた。
白山が一瞬、紅山に染まった。
真っ白な雲海もお山とおなじく赤く染まったかと思う間もなくあるべき白き姿にもどった。
その一瞬に立ち会えた喜びを味わいながら下山をつづけた。

太郎平をめざす登山客とあいさつを交わしながら、五光岩ベンチ 2146M ,  三角点 1870M を駆けおりた。

神宿るブナの大木がそびえる折戸登山口 1350M に 8:37AM に無事下山して、立山連峰縦走
完全踏破をなし終えた。

 
イメージ 13
折戸登山口と神宿るブナの大木


山の神々が祝福してくれいるのであろうか、心の中を充足という神々しい風が爽やかに吹きぬけた。
感謝である。

 
 
 
                   立山連峰縦走
         完