2016『星の巡礼・比良山系武奈ケ岳1214m登山日記』Ⅱ
■山行記録 : 高齢者向き<比良・武奈ケ岳トレッキング> 2
■実施日 : 2016年6月18日(土曜日)快晴 26℃
■コース :
坊村明王院⇒(御殿山コース)⇒ ▲御殿山 ⇒ ワサビ峠 ⇒ ▲武奈ケ岳⇒
345m 300H 1097m 010H 1080m 100H 1214m 020H
630出発 1030登頂
コヤマノ岳分岐 ⇒ ▲コヤマノ岳 ⇒ 中峠⇒ (小川新道) ⇒
1155m 020H 1181m 013H 1080m 132H
1115通過 1140登頂 1153通過
780m 140H 443m 050H 345m
1321通過 1455通過 1545下山帰着
■所要時間:8時間15分 (休憩・昼食・記録・観察・写真・探索含む)
■歩行距離:21112歩X45㎝=約9.5KM(万歩計)~10.5KM(地図実測)
<総評>
・比良山系は南北に連なる山脈のように見えるが、その山容は谷あり、渓流ありと複雑な尾根や深谷を形作っている。
・今回の武奈ケ岳、コヤマノ岳経由の中峠からの小川新道は上りにしても、下りにしても急登・急下りで岩場もあり高齢者にとっては難儀なコースである。ヘルメットを使用して転倒、滑落を防ぐ準備をしておく必要があろう。
・中峠は、その登山目的により方向転換の重要な分岐でもあるようだ。ほとんどの登山客が八雲が原や金糞峠方面へ向かうことになる。
・中峠からの小川新道は、地図で見る限り平凡な尾根下りなのだが、最近登山者が入っていないのだろうか登山道の不鮮明、野草の繁茂、谷歩きでの苔のついた岩、リボンサインの少なさなど注意をようする個所が多く、途中大岩でルート迂回という難度の高いコースといってもいいだろう。
・小川新道で出会った登山者は、週末にもかかわらず奥ノ深谷より登ってこられた家族3名と下山する男性登山者1名の4名しかいなかった。
・小川新道にもレスキューポイントがあったことに安心した。道迷いという一抹の不安もずいぶん軽減されたものである。
・かかる総評は、老人であるが故の杞憂であるかもしれない。若者にとっては変化と冒険心に富んだ素晴らしいコースではないだろうか。
・奥ノ深谷や口ノ深谷では多くの沢登り(シャワークライミング)をするクライマーに出会った。最近の大雨による水量増加で沢迷いや前進をはばまれたとの武勇談に聞き入った。
・奥ノ深谷の渡河地点には三ケ所にロープが張られていた。前日までの雨で流れも速く、水量も多いため二本のロープは危険で使えなくなっていた。
・前回の権現山996mでのヤマビルの襲撃に出血サービスをさせられたため、今回はタイツやロングスリーブジップシャツを着こんだので蒸し風呂山行と相成った。
・武奈ケ岳山頂での夏日のような白雲のパフォーマンスに、新緑の渓谷に流れ込む水しぶきの乱舞に、山をつつみこむ河鹿の大合唱にこころ踊る山行となった。感謝合掌である。
左・ワサビ峠にて
中・ベニサラサドウダン
右・遠く蓬莱山がかすむ
武奈ケ岳1214m 山頂にて 山頂に散る昼花火
中峠より小川新道がはじまる 新道で出会った石の道標 奥ノ深谷との出会
奥の深谷 渓流を渡る ようやく牛コバにでた
牛コバより林道を約1時間下って、下山口・坊村明王院に帰着した。