羽黒山南谷で「ありがたや 雪をかほらす 南谷」を詠い、「湯殿山・月山」巡礼に向かう
⑱湯殿山に登り、月山をうかがう<2017年5月11~12日>
羽黒山から湯殿山に向かう途中、「道の駅 月山」に立寄り、湯殿山と月山の雪情報を確かめる。残雪はあるが湯殿山神社までは車が入れるとのことである。この冬の月山の積雪は例年に比べ豊富であったという。
元禄2年(1689)陰暦6月6日(陽暦7月22日)、芭蕉と曽良は羽黒山参詣のあと、修験道の白装束に身を固めて月山に登っている。すっかり雪解けした月山であったに違いない。その日は山頂(1979m)の角兵衛小屋に泊まり、湯殿山に下っている。
2017年5月11日は、朝から尾花沢を走り、山寺に詣で、最上川畔を自転車で駈け、羽黒山に登るという長い一日であった。ここ「道の駅 月山」で夜を明かし、積雪が2~3メートルはあろう湯殿山への有料道路入口には、早朝6時に着いた。
有料道路営業開始時間は8時15分という。
すでに月山は雪に埋もれ、登山は出来ないとは知ってはいるが、もしもの雪山登山の可能性に備えて準備をすすめることとした。朝食を済ませ、雪山登山の準備を始める。 朝食は熱い珈琲とドーナツ、リンゴとバナナ。 月山登山に備えて、アイゼン、ストック、スパッツ、登山靴、手袋、ニット帽、防寒服を用意する。ほか、地図と磁石、ヘッドライト、水と非常食、GPS、携帯、デジカメ、ラジオ、ツエルト、寝袋をリュックに詰める。
湯殿山有料道路の開門08:15を待つ
湯殿山有料道路は残雪に囲まれている
雪深き湯殿山・月山登山前の朝食 月山・雪山登山の準備
雪に囲まれた湯殿山神社大鳥居
⑱湯殿山に登り、月山をうかがう-2
につづく