<旧五輪教会をあとにして、福江港へ向かう>
旧五輪教会堂を後にして蕨集落に戻り、蕨漁港から奈留島へ直接小舟で渡れないかと調べてみた。
方法がなく、時間短縮を図りかったからである。
しかし、漁港関係者によると現在観光用海上タクシーが運行されており、ここ蕨漁港からは残念ながら渡船はないとのことであった。やはり奈留島へは、福江港からのツアーグループ参加か、個人的に海上タクシーを予約するか、いったん福江港に戻ってフェリーで渡る方法しかないようである。
<旧五輪教会へのルート・マップ>
<久賀島・田ノ浦港 ⇔ 旧五輪教会 > サイクルルート10KM
自転車を走らせる。
残念ながらシーガル号への乗船に間一髪間に合わず、直後に福江島・奥浦港へ向かう大型フェリー「ひさか」
に飛乗る(17:20)こととなった。
奥浦港には17:45着、乗船券490円と自転車420円であった。
奥浦港からは昨日と同じ県道162号線を夕やみ迫る空に浮かぶ鱗雲をみながら南下、テント連泊となる福江港に18:30無事帰着した。
帰りは大型「フェリーひさか」にて、奥浦港に向かう
福江の夕焼けを楽しんだあと、早やめの就寝となった。
明日は、奈留島の江上天主堂を訪問することにしている。
<隠れキリシタンに関する考察>
あったと知らされている。当初、このキリシタンの里への探訪自転車の旅を計画した時点では、
学んだ「隠れキリシタン」の知識と記憶が圧倒的であったからである。
しての信仰形態の歴史としては研究対象としてとらえることができるのではないだろうか。仮に、潜伏時代に
カトリックの確かな隠れ宣教師などによる指導があればともかく、宣教師や伝道者のいない長い年月に、
遺産というか、カトリックの宝であってもよいと思うひとりである。
信仰継承者が、現在も独自の信仰のもと、風前のともしびとしてほそぼそと存在していることは確かである。
その代表的なのが、長崎や天草の隠れキリシタンのみなさんなのであろう。いまなおパライソを信じ、マリア
を敬慕する姿を継承されていると聞く。
につづく
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