shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2020『星の巡礼 淡路島一周サイクリング老人の旅』③

2020『星の巡礼 淡路島一周サイクリング老人の旅』③
  《第三日目 明神の浜 ⇒ 岩屋ゴール「道の駅あわじ」》

 

 

■ 3日目 <2月20日> 快晴 

 <山田漁港 明神浜―郡家―室津―斗ノ内―富島―野島江崎灯台

  道の駅あわじ(岩屋ゴール)>

   

  走行距離 31KM    :   走行休憩時間 6H
  △3日目最終ゴール    :          岩屋<道の駅あわじ>

 

昨夜は、サンセットラインでの夕日観賞に時を忘れてしまい、ここ露営地に着いた時にはすでに夕闇の中にあった。

設営を急ぎ、インスタントのカレーをかけ込み、横になると同時に深い眠りに落ちてしまっていたのである。86㎞13時間の走行に老体は悲鳴を上げていたのであろう。

今朝、10時間の睡眠をとり体調も戻り、テントから出てその雄大な海原に取り囲まれた見知らぬ砂浜の上にいるのに気づいた。

一体ここはどこなのだろうか。

 

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              砂浜での目覚めは清々しい

 

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    見知らない浜での一夜の露営もいい        遠くに朝日を浴びるの漁港がある

 

<日本の海岸をゴミから守ろう>

日本の海岸線の多くはゴミの漂着で汚れているが、ここ明神の浜(後に分かるのだが)は瀬戸内海の海流の関係であろうかプラごみやペットボトルの集積地のような観を呈している。

片づけても後からあとから押し寄せるゴミの山に対し、地元の住民や漁港関係者によって清掃活動が続けられていることに頭が下がる思いである。

出発前に、一夜のご縁に感謝して漂着ゴミ拾いに汗した。
人間の文化的利便性のもと使われているポリエステルやプラスチック製品の不使用、またそれに代わる地球に優しい製品開発が待たれる。それも急務である。

これらの製品は地球温暖化を推し進め、いつかは恐竜のごとく人類もまた近未来に化石化して地球上より消滅する日が近いことを肝に銘じるべきである。

今に生きる一人一人の自覚に待ちたい。
われわれの素晴らしいこの地球星を汚染から守ろう!

 

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             砂浜に漂着したプラ・ペットのゴミの山

 

<山田漁港・明神浜はどこにある?>
前夜遅くに設営した二日目の露営地である砂浜<明神の浜>が、地図上でどこにあるかを確認せずに眠りについてしまったので、出発前に近くの漁港・漁村をGPSを使って探索してみた。

 

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     標識<智善寺1㎞>を海側に左折     明神にある山田漁港(右手奥に江井崎が見える)

 

県道31(バイパス)と県道468の交差点に標識<智善寺1㎞>が出ている。 
この交差点を左折すると漁村の細い旧道がつづき明神の街並みへと入って行く。

その先に山田漁港があり、その漁港を明神崎の鳥居が見下ろしている。 そしてその先で、昨夜通過したバイパス・県道31に出る。

昨晩設営した砂浜は、標識「智善寺」のある交差点を左折するとすぐに橋があり、
橋手前を右折し浜に出ると、露営した砂浜に出る。

 

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        漁村 明神の街並み                                               明神の浜より江井崎を望む

 

<砂浜でのテント設営上の注意>
砂浜での露営は、水平線と同じ目線に沈み、打ち寄せる波の音に心癒され、天空の星空と語り、柔らかい砂ベットに臥せ、水際の散策、住民の皆さんとの交流という楽しみをあげることが出来るが、注意しなければいけないことは潮の満ち引きである。
波の浸入に慌てたり、荒波に身を危険にさらしたりと事故に遭うことである。
まずは、テントを張りたい浜と波の情報を集めておくことである。浜に面するお宅を訪問し、聞き取りをするとともに、浜での一夜を過ごすことを伝えておくことが大切である。
意外と住民の皆さんとの交流を深めることができ、万が一のときの理解者となり、助っ人となりうることもある。
テントを張ると、目立つものである。近隣住民の皆さんにいらない心配と、危惧を与えないようにするのがキャンパーとしての務めである。
撤収するときには、一夜の宿泊(露営)に感謝し、浜の清掃に汗することを心掛けたい。そして、浜を離れる(出発)時には、必ずお声掛けしたお宅に、出発の旨とお礼を伝えたいものである。

 

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<江井を経て郡家にあるー伊弉諾神宮―に立寄る>

露営地である明神の浜をでて、前方に突き出ている江井崎を目指してペダルをこぐ。
早朝のサンセットライン(県道31)は、明石に向かうトラックが<明石淡路鳴門自動車道>に入るため速度を速めている。
そのトラックの風圧に、路肩に沿って走る自転車は横ぶれを起こし、一瞬ひやりとすることがある。

江井漁港を過ぎ、しばらく自転車を走らせると<郡家>の街に入る。
郡家の信号をサンセットラインから県道88に右折してしばらく行くと、左側に神話国産みの<伊弉諾神宮・イザナギじんぐう>がある。

 

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サンセットラインの路肩の状況(大型車の風圧に注意)

 

伊弉諾神宮・イザナギじんぐう>

伊弉諾神宮は、古事記日本書紀に記載がある日本最古の神社であり、それも<はじまりの国 淡路国一宮>にある古来より人々に崇敬されてきた神社である。

ここ淡路島は、国生みの神話によれば伊弉諾イザナギ)と伊弉冉イザナミ)の尊の結びつきで誕生したのである。

 

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淡路市一宮郡家にある日本最古の神社<伊弉諾神宮>

 

<サンセットラインの後半を駆ける>

サンセットライン(県道31)にもどり、街にあるコンビニ<ローソン>で熱いコーヒーを流し込みランを続け、尾崎浜公園にある公衆トイレを拝借後、白い砂浜で休憩、さらに自転車を走らせると高速道路のインターチェンジ室津>の入口を通過する。

尾崎浜公園の先では、地点標識<岩屋から135㎞>を通過する。

ほとんどの大型車はここから高速道路を利用することになるので、室津から最終ゴールの<道の駅 あわじ>までは車の数が減り、走りやすいサイクルロードとなる。

 

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             尾崎浜公園にはきれいなWCがある       公園の先で地点標識<岩屋から135㎞>通過

 

弥生時代の鉄器製造集落―五斗長垣内遺跡・ごっさかいといせき>

室津から東にむかうと、五斗長の集落がある。その先の黒谷に弥生時代後期(1~ 2世紀ごろ)に鉄器づくりをしていた村の跡(五斗長垣内―ごっさかいと遺跡)がある。
今から1900年前の弥生時代に、すでに淡路島では珍しい鉄鉱石を朝鮮半島などから輸入し、鉄器を作っていたという。
鉄矢じりを主とした鍛冶技術がすでにこの地にあったという先進性が淡路島には見られるから驚きである。
立寄って見るのもよい。

 

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    五斗長垣内遺跡の復元・鍛冶小屋

 

室津を出て、育波漁港で休憩、漁船の海風にさらされた精悍な船姿に心をかき立てられる。お土産として淡路島特産の玉ねぎを購入し、アワイチ・淡路島一周の最後のランを楽しむ。

 

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            育波漁港              お土産の淡路玉葱を購入

 

育波漁港を出て、斗ノ内、モダンな新しい街・富島を抜けると最後の<淡路サンセットライン>に入る。
続く野島の浜には<サンビーチ>があり、テントを張ってみたい浜である。

サンセットラインには、自転車専用路が所々に見受けられ、ゆっくりと写真が撮れるのがありがたい。

しばらく走ると瀬戸内海を挟んで対岸に明石の街が見えだす。
<ステーキ&カレー Ocean Terace>(野島蟇浦)あたりから、のんびりゆっくりしたシーサイド・サイクリングを楽しめる。

堤防も低く、車も少なく、空気もきれいな<野島シーサイド・サイクルロード>がここ蟇浦から江崎灯台までの7㎞ほど続く。

しばらく陽光を楽しみながら潮風に押されて淡路島一周最後のサイクリングを楽しんだ。

 

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     野島の浜<サンビーチ>        堤防を利用した自転車専用道路も見られる

 

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  対岸の明石の街が霞みの中に見えてきた      野島平林では象さん親子が出迎えてくれた

 

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  野島シーサイドのサイクル専用レーン        江崎先海面での潮流の衝突がみられる

 

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  ゆっくりのんびりサイクルレーンを走る        ようやく明石海峡大橋が見えてきた

 

<野島 江崎灯台

明石海峡大橋を見ながら走ると、右手に灯台のレプリカが見えてくる。
ここから180ある石段を上ると、明石海峡を見下ろせる丘の上に、明治4年から瀬戸内海を往来する船舶を見続けてきた日本で8番目の白亜の江崎灯台が建っている。
現在の灯台阪神淡路大震災で崩壊し、再建された2代目である。
ただ立入禁止なので海峡の絶景を眺望することは残念ながらかなえられなかった。

 

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 明石海峡をコントロールする<江崎灯台>入口    明治4年に建った日本で8番目の江崎灯台

 

<アワイチー淡路島一周サイクリングロードの起点「道の駅 あわじ」に帰着>

江崎灯台からは緑の歩行者・自転車道ラインに迎えられ、明石海峡大橋の下をくぐって、アワイチ・サイクルロードの発着地点である<道の駅あわじ>にゴールする。 
アワイチ標準総距離150㎞に対し、サイクルメーターの総距離は169㎞をさしていた。
アワイチを10~15時間で走りきるのがサイクリストの挑戦であり夢であるようである。 しかし老サイクリストとしてはアワイチの風と語り、水平線と並行して走り、

岬を目指して自転車を走らせる喜びを味わいながらのペダル漕ぎである。
2泊3日のサイクリングは、この老人にとってゆとりある走りであった。

 

 

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   緑の歩行者自転車ラインに迎えられ、明石海峡大橋の下をくぐり<道の駅あわじ>に着く

 

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                アワイチ完走を祝う

 

神話の島である淡路島を巡り、神々にあたたかく迎えられ、神々と語りあいながら神々の息吹に触れることが出来た。

この島を作られた神々の声を聞きながら、豊かな恵み、さんさんと照る太陽に包まれ、神話の世界に遊ぶことが出来たことを喜んである。

今回も又安全走行を第一にして、時速約6㎞/h(走行総距離169㎞/走行総時間30h)という超低速であった。

亡き友と共に走った、思い出に残る自転車旅をなしえたことに感謝するものである。

 

《 同衾の 猛る海峡 春嵐 》    

  -どうきんの たけるかいきょう はるあらしー

 

《 羽振りて 潮呼び込みし 啼き海鵜 》   

  -はねふりて しおよびこみし なきうみうー

 

《   淡路なる 神話の島や 春焦がる 》     

  -あわじなる しんわのしまや はるこがるー

 

《 国生みの 淡路辿りし 爺の春 》     

  ―くにうみの あわじたどりし じじのはるー 

 

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             夕焼けに輝く優美な明石海峡大橋

 

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   今日も自転車を運ぶ淡路ジェノバライン        淡路海峡大橋の凛々しい立ち姿

 

 

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         『星の巡礼 淡路島一周サイクリング老人の旅』

                  完