shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2015『星の巡礼 熊野古道を歩く』 Ⅱ-3

2015『星の巡礼 熊野古道を歩く』 Ⅱ-3

Bルート:3 熊野古道中辺路・世界遺産   80大門王子⇒83近露王子:
         徒歩巡礼》 8月23日



◎80大門王子(だいもんおうじ)     < 80大門王子▲564m 83近露王子▲290m>
                 距離約1.8km        所要シニア時間45
 
 
開かれた空間に距離道標#11と大門王子跡碑、大門王子社、押印台がある。
ここから本格的な山道(古道)に入る。人家がないので道の駅「牛馬童子ふれあいパーキング」まで連絡が取れない。注意して歩きたい。
ここは山中の要地で、大きな鳥居があったらしい。いまでも大門王子社の奥に石造りの笠塔婆がある。
 
石畳みを上り下りをくりかえし杉木立をすすむと十丈王子に着く。手前に休憩所があり、緊急電話、トイレ・水汲み場が備わっている。


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           中辺路の苔むした石畳み・ 杉木立の木漏れ陽がいい
 
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大門王子跡解説板と押印台と 80大門王子社        

 
◎ 81十丈王子(じゅうじょうおうじ)    81十丈王子▲593m ⇒ 82大坂本王子▲388m>
                                               D: 距離3.8km     H:所要シニア時間 :2時間20
 
大門王子より約1.5km先に「十丈王子」と距離指標#14がある。 その手前に休憩(避難)小屋があり、緊急電話が備わっている。杉林の登り坂の途中、左手に「小判地蔵」があり、 その先に大坂峠(標高620m)がある。

ここから約3km、上り下りをくりかえし林道を横切ると大坂本王子にでる。

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十丈王子手前の休憩所                    81 十丈王子碑
 
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 81  十丈王子跡全景


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                「 ああわれいま熊野古道にありて」
 詩  後藤實久
 
ああわれいま熊野古道中辺路におりて
 
天と語り 地と語りわが内なる人と語る
 
 
わが心をみつめるに深く息を吸いて吐き
 
大宇宙われに満ち大自然にわれを帰す
 
 
 生きるとは 日常を繰り返すことにありて
 
生かされるとは天に従いその教えを乞う事なり
 
 
 ああわれいま神に見守られ大地を歩き
 
熊野の鼓動にあわせわが歩み確かなり
 
 
 ああわれいま
 
木漏れ陽なる天使の階段を駈け上がるや
 
 
 
◎ 82大坂本王子(おおさかもとおうじ)  82大坂本王子▲388m⇒83近露王子▲290m>
                 D:距離約4km  H: 所要シニア時間:2時間25
 
 ここ大坂本王子跡の真下に国道13号線の新逢坂トンネルが横切っており、国道が今までの左手から右手にかわる分岐点である。大坂本王子の名前は、ここ大坂峠(逢坂峠)の麓にあることから名づけられたらしい。
 
逢坂峠は近露側から登ると大変な急な坂であることから、昔から大坂(逢坂)と呼ばれていたとある。

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 82 大阪(大坂)本王子碑             82 大坂本王子跡全景(奥に押印台)


大坂本王子より杉林の高低差200mの急な下りを駈けおりると国道311号線を挟んで「道の駅 牛馬童子ふれあいパーキング」に出る。
中辺路の数少ないバス停の一つ「牛馬童子口」がある。水の補給、トイレ、電話連絡、食事など必要な案件を処理しておきたい。


国道を渡り中辺路の古道にもどり、牛馬童子800m先)へ向かう。


一里塚(和歌山より26里X4km=104km地点)近くに箸折峠があり、歌碑が立っている。

「望郷の  箸折峠 ゆりかおる」  (作者名欠落)


牛馬童子像のある箸折峠は、花山法皇が食事をとるため休憩した際、近くに生えていた萱を折って箸にした為、その名がついたと伝えられている。
そして牛馬童子像が近露宝塔と並ぶ場所に出る。


ここより竹林をすぎ、休憩所を左に見ながら石畳みを下り近露の里に出る。
旧国道のアスファルト道をすすみ日置川を渡ると近露王子跡に着く。
 

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道の駅「牛馬童子ふれあいパーキング」 の  国道311に牛馬童子口バス停がある。
 

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牛馬童子像と近露宝塔
 

竹林を過ぎ、石畳みを下ると近露の郷である。


2015『星の巡礼 熊野古道を歩く』 Ⅱ-4
Bルート:4 熊野古道中辺路・世界遺産   83近露王子▲290m⇒88熊瀬川王子▲526m 
                    徒歩巡礼》 につづく