shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

大阪の街探訪

大阪の街探訪 2
 
JR天王寺から普通電車で一つ目の駅『美章園』で下車して徒歩5分のところに今夜お世話になるゲストハウス『おどり』がある。築後何年かな、古家をそのまま旅人に解放しているのでまるで田舎の実家である。暖簾(のれん)のかかった木戸をあけて入ると手水や灯ろう、自然石を配した日本庭園がある。貸し出しの自転車がなければ隠居さんの住むうららかな住宅である。
 
玄関にある手鈴を鳴らして到着をつげる。宿帳に記名して宿代をおさめて『おどり』の家族になって靴をぬいだ。古びた急な階段をななめにしてのぼると便所と洗面台と二つの大部屋があり、その内の一つ南向きのエアコンのある六畳の間が今夜のわが家だ。 <1泊1人 3780円>
 
 
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 ちゃぶ台と座布団をどけ、押入れから布団をだして敷いたあとシャワーを浴びに階下へおりる。
一階には縁側があって日本庭園に面している廊下がある。つづいて二つの大部屋(ゲストルーム)と共有部屋(掘りごたつ・フリー飲み物)、読書話室(インターネット)、その奥にキッチン、外に洗濯機のある物干し空間がある。ほかにオシャレなバスルームとウオッシュレットがある。
その夜はお隣さんのミーティングを子守唄代わりにうつらうつら・・・・・朝をむかえた。
 
翌朝、地下鉄で難波を再訪、お笑いの殿堂である吉本のメッカ『難波グランド花月』 を見に行った。
演目の多さ、弁当持参という上演時間の長さ、それに見合ったチケット代にびっくり、こりゃ一日がかりのエンターテイメントやと次回にまわすことにした。芸人のユルキャラの写真をとったり、芸人さんミヤゲ売り場をのぞいたりと記憶にはとどめてきた。一番のお笑いは、帰りのなんばセンター街にあるビッグカメラで連れに「あれーっ、杖どうしたの?すたすた歩いてるじゃない!」、そうなんだ膝痛用の杖をせずに歩いていたのだ。すっかり良くなっているではないか。
おかげで杖の存在をすっかり忘れて歩いていたわけである。人間って痛みや苦しみが過ぎ去れば一番大切なものをすぐ忘却する動物であったことをこの時も実感・実証してしまっての大笑いとなった。
 
どこにあったって? そうグランド花月のトイレにソーッと置いてきていたんです。お笑いください。最近連れをイライラハラハラさせる場面がめっきりふえました。
 
 
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 朝食は『北欧・地下鉄難波店』スープセット<ツナサンド・コーンスープ 518円)で空腹を満たし、小耳にはさんだ大阪一美味しいたこ焼屋『たこ焼道楽・わなか』<グランド花月北側・ 6個 450円>の立ち食いを経験した。
 
昼食は地下鉄中央線で移動したさき天保山にある海遊館に隣接する『マーケットプレース』のうどん屋さんで<あなご天冷やしうどん 950円>をいただくが、結局お腹がすいてプレース内の『鶴橋』<辛口唐揚げ 8個 350円>で立ち食をいした。
 
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 昼食後、海遊館のうしろから出航する大阪港遊覧船『サンタマリア号』<デイクルーズ一周観光 約50分1600円>に乗船、コロンブスジパングをめざした同型帆船に乗っての航海となった。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの遠望や天保山大橋、立ち並ぶ海運倉庫群、コスモタワーを眺めての周遊である。
快晴の秋空のもとさわやかな海風のなか直射日光だけはまだまだ夏を伝えていた。
 
一泊二日の大阪探訪、大阪の心に触れたんだろうか。なにかもう一つ大阪のエゲツナサにふれることなく終わった気がしてならない。
そうだ大阪があまりにも秩序ある街、清潔感がありすぎる街、単純すぎる街、やさしい優等生の街にかわりつつあるのではないだろうか。
どうしても大阪のイメージ<えげつなさ>が伝わってこなかった。
そうパッション(熱情)を失いかけているんじゃないだろうか。
 
大阪独自の<やったるでー>というエネルギーが復活することを祈って筆をおきたい。 『ガンバレ大阪!』
 
大阪の街探訪のフィナーレは『がんこ梅田店』で娘と合流、<やわらぎ膳 @1814円>にウーロン茶で乾杯をして浪速の夜をあとにした。