9月の鉢ノ木雪渓は、夏の陽にゆるみシャーベット状であった。ルートは鯉のぼりによる目印があり、高度を上げるにしたがって雪渓は溶解、崩落しルートも不明確であり、夏道をさがすのに手間取った。滑落防止の軽アイゼンを装着した。
日本三大雪渓の一つである針ノ木雪渓は鯉のぼりが目印だ
針ノ木岳2821m登頂
針ノ木小屋 と 蓮華岳2799mを望む
みやまハナシノブの群生
針ノ木小屋
北アルプス開拓先駆者・百瀬慎太郎の言葉 『山を想えば人恋し』(針ノ木小屋にて)
■2013年9月3日≪鉢ノ木小屋2561m/5:00am⇒船窪小屋2509m/12:30am≫
所要時間:7:30H
鉢ノ木小屋で雨水(天水)を1L.補給、おにぎり3個を受け取り5:00am出発する。
今日の天気予報は曇り一時雨のち晴れ間あり、日中の気温最高26℃/最低19℃。
北葛乗越前の鎖場はヘルメット着用し慎重にのぼる。
5:00AM出発、鉢ノ木小屋より見る夜明け
針ノ木小屋を振り返って、針ノ木岳2821m・スバリ岳2752m(奥)を望む
モルーゲンロートで赤く燃える不動岳 2601m
6:31AM 蓮華岳山頂2798m登頂
9:45am▲北葛岳2551mにて休憩、朝食としておにぎり1個をとる。360°の雲海に浮かぶ峰々を楽しむ。偉大なる神はわれわれに偉大なる自然をお与えになられた。
『わたしは目を上げて山を見る。わたしの助けはいったいどこから来るのであろうか』(旧約詩編5・121)
北葛岳2551Mより見る雲海
七倉乗越のヤセ尾根・ガレ場2316mを越えていく
雲間に青天がのぞき、心地よい汗をかく。七倉乗越さきの鎖場がつづくヤセ尾根では慎重にすすむ。
途中、雷鳥の出迎えを受ける。
▲七倉岳2509mをへて山小屋の鐘の音に迎えられ、12:30am船窪小屋に早めに到着する。今回の縦走では脳梗塞後の健康状態を維持するため早めの出発、早めの小屋到着を心がけた。
雷鳥のお出迎いはうれしい
<『日本アルプス大縦走』 (4)へ続く>