shiganosato-gotoの日記

星の巡礼者としてここ地球星での出会いを紹介しています。

2017『星の巡礼・奥の細道紀行-句碑の前でわたしも一句』 2

2017 星の巡礼奥の細道2400kmをたどり、恐れながらわたしも一句』 2

2017星の巡礼奥の細道芭蕉句碑巡礼チェックリスト』


一つでも多くの句碑、そして歌枕立寄り地、芭蕉像に出会うため、芭蕉ゆかりの泊地・寺社仏閣に立寄る計画を立てた。
各立寄り地を自転車で走り、芭蕉翁の句碑や像、ゆかりの地に立ってみたい。
 
 

■2017『星の巡礼奥の細道芭蕉句碑巡礼チェックリスト』
     
1.深川⇒日光⇒白河 <奥の細道紀行1>  
     
① 深川⇒日光   延宝8年・1680・37歳で日本橋から深川へ
芭蕉記念館   隅田川小名木川合流点に近い川辺(1680移る)
□句碑・芭蕉「古池や」 芭蕉記念館 「古池や 蛙飛込む 水の音」
□句碑・芭蕉「古池や」 芭蕉記念館 「草の戸も 住み代わる世ぞ 雛の家」
芭蕉庵跡・史跡 芭蕉稲荷神社 小名木川に架かる万年橋の北詰
芭蕉 芭蕉庵史跡展望庭園(別館) 舟発ちの川面に建つ
芭蕉由緒の碑 臨川寺(りんせん)本堂前 親交ある仏頂和尚を芭蕉は黒羽の雲巌寺訪問
□採茶庵跡(さいだあん) 杉山杉風(さんぷう)の別荘 隅田川を下る、仙台堀川海辺橋に芭蕉像あり
芭蕉出立坐像 奥の細道出立に当たり移り住む 深川・下町情緒豊かな街並にある
□句碑・芭蕉「古池や」 深川江戸資料館 「古池や 蛙飛込む 水の音」
□句碑・芭蕉「古池や」 要津寺(ようしんじ) 「古池や 蛙飛込む 水の音」
芭蕉翁句塚跡 長慶寺 発句塚、時雨塚、短冊塚(現在は台石のみ残る)
□句碑・芭蕉「行春や」 素戔嗚神社(すさのお) 「行春や 鳥蹄き魚の 目は泪」
    千住大橋手前数分、大銀杏の脇にあり
□碑・「矢立初の碑」・石柱 千住大橋公園内 千住大橋北詰西側
□歌枕の地「室の八島」 栃木市惣社大神神社(おおみわ) 木花開耶姫-八島巡る池の靄・煙・緑をもつ歌枕
□句碑・芭蕉「絲遊に」 奥の細道最初の歌枕地(八島入口) 「絲遊に 結つきたる 煙哉」   

 
1.深川⇒日光⇒白河 <奥の細道紀行1>


① 深川⇒千住⇒春日部泊⇒草加⇒儘田⇒日光 (1)


深川は、芭蕉曽良による「奥の細道」出発の地である。


江東区芭蕉記念館」を起点として深川を自転車で走ってみた。自転車による約6km・3Hの深川コースを紹介したい。


芭蕉記念館の南側に隣接するコインパークに駐車し、自転車を組立て「深川・芭蕉史跡サイクリングコース」を走り、芭蕉ゆかりの地・深川の史跡を巡って、元禄2年(1689)、いまから328年前の5月の芭蕉曽良奥の細道へ出立する直前まで庵を構えた深川の情景を追憶してみたい。


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1.「江東区芭蕉記念館」  芭蕉句碑: 「古池や」・草の戸も」・□「行く春や」
ここ「江東区芭蕉記念館」を、今回の「深川・芭蕉史跡サイクリングコース」のスタート&ゴール地点とした。


芭蕉句碑 「古池や 蛙飛込む 水の音」                  「濁さずや 発ちし深川 二羽の鷺」  實久     
(ふるいけや かえるとびこむ みずのおと)               (にごさずや たちしふかがわ にわのさぎ)


芭蕉句碑 「草の戸も 住み代わる世ぞ 雛の家」      「孤の庵 しばしの別れ 月ぞ棲む」 實久  
(くさのとも すみかわるよぞ ひなのいえ)                 (このいおり しばしのわかれ つきぞすむ)

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江東区芭蕉記念館入口
 
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芭蕉記念館「古池や                                 芭蕉記念館「草の戸も」

 
2.「芭蕉稲荷神社」  史跡・芭蕉庵跡(石碑)


芭蕉記念館の総本山ともいうべきここ「江東区芭蕉記念館」のあたりが「芭蕉庵」があったとされる。もうすこし詳しく言うとここ芭蕉記念館より南へ300mのところにある小名木川にかかる万年橋の一つ手前の道を西へまがると真赤な幟・「芭蕉稲荷大明神」がはためく芭蕉稲荷神社がある。ここが芭蕉庵跡といわれている。神社右手横の立派な自然石に「史跡・芭蕉庵跡」と刻まれている。


また万年橋南詰には江戸初期に塩輸送のために造られた小名木川を取締るための舟番所跡がある。(メモ:その向かいに公衆便所あり)

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芭蕉庵跡史跡・芭蕉稲荷神社                                      「史跡・芭蕉庵跡石碑」(芭蕉稲荷神社)

3.「芭蕉庵史跡展望庭園」  芭蕉座像

芭蕉稲荷神社50m先の路地の左突当りに芭蕉記念分館の「芭蕉庵史跡展望庭園」があり、芭蕉像がこれから向かう隅田川上流、千住大橋方面を見つめている。

重厚な万年橋をさらに南へ進み清洲橋通りにでて、左へ約250m右側に臨川寺(りんせんじ)がある。
 

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芭蕉庵史跡展望庭園入口                    芭蕉庵史跡展望庭園・芭蕉座像
芭蕉記念館別館)                              隅田川芭蕉庵より千住大橋方面を眺めている
 

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萬年橋
 


4.「臨川寺  芭蕉由緒の碑/芭蕉翁像(本堂内)


延宝8年(1680)深川に移り住んだ松尾芭蕉臨川寺臨済宗妙心寺派)和尚である仏頂禅師と親交があり、度々参禅に通ったと伝えられている。
奥の細道途上、黒羽(くろばね)の雲巌寺(うんがんじ)にある禅師の山庵跡を訪れている。


この臨川寺は、モダンなお寺で、山門の代わりに軽金属性の扉があり、コパプレートに寺名が印刷されている。
最初、会社と見まがいお寺の前を行き来したものである。


寺庭の奥、本堂前に「芭蕉由緒の碑」があり、本堂内に芭蕉翁像が祀られているという。

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臨川寺本堂前―芭蕉由緒の碑


5.「清澄庭園  芭蕉句碑「古池や」


臨川寺のすぐ南には、回遊式林泉庭園として有名な、材木商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡であり、明治に
岩崎弥太郎の別邸であった「清澄庭園」(きよすみていえん)が広がる。庭内に句碑「古池や」がある。

清澄庭園入口に面する清澄通りを南へ約500m走ると、仙台掘川に架かる海浜橋の南詰めに、芭蕉
奥の細道に出かけるために移り住んだ「採茶庵跡」がある。

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清澄庭園                                                                 清澄庭園にある  句碑「古池や」



                      


                    2017 星の巡礼奥の細道2400kmをたどり、恐れながらわたしも一句』 3
                     ① 深川⇒千住⇒春日部泊⇒草加⇒儘田⇒日光 (2) につづく